”自己肯定感”という言葉に惑わされていました。
自分を肯定する感覚。
自分のことをプラスに捉える。
プラスもあるよね。プラスも見ていこうよ。
認めてあげようよ。
プラスプラスプラス。
何もかもプラスじゃないとだめだ。
と、頭で考えてしまっていました。
プラスじゃないとダメだ。と、
否定していることにすら氣づくこともなく、
マイナスを克服しないと。
もっとできるようにならないと。
そのように考え、
克服改善のために本を読み、
セミナーに通い、
セッションを受けたりしていましたが、
そんなことをやればやるほど
自己肯定感から遠ざかるばかり・・・
ますます自己否定ループの奥深くへ
入り込んでしまっていたのです。
そのループから抜け出せる転換点は、
ダメな自分も含めて自分なんだと思えた時でした。
否定的に捉えていた自分を肯定する。
否定を肯定する。
文字で書くと矛盾しています。
頭=思考で考えていると、
この感覚は理解できなかったんです。
ところが、
中庸感覚、統合感覚を感じとれるようになるにつれ、
矛盾を矛盾のまま捉えることができるようになってきたのです。
昔の自分に伝えてあげるなら、
”自己否定肯定感覚”と書いた方が
伝わっていたのかもしれません。
ダメと感じている自分も含めて自分なんだよね。
ダメダメな自分でもここまで生きてこれたよね。
偽りのない自分で在ることが一番幸せなんだろう。