ヒュー・ジャックマン版は丁度無くて、リーアム・ニーソン版のレ・ミゼラブルがあったので、そちらを観てました
1812年、19年の刑期を終えて仮出獄したジャン・バルジャンは、銀食器を盗んだ自分をかばってくれた司教との出会いから、改心を決意。
9年後、ヴィゴーの工場主兼市長として、市民の尊敬を集める男に生まれ変わった。
が、新任の警察署長ジャベールに正体を見破られた為、逃亡を余儀なくされる。
孤児のコゼットと共にパリの修道院に隠れ住むバルジャン。
10年後、コゼットの頼みで修道院を出た彼は、またもジャベールの影につきまとわれることになる。
ジャン・バルジャンは、司教の館に泊めてもらうところからはじまり、銀の食器を盗む時に司教を殴って逃げてました
ですぐ捕まって……再び司教の元へ、そこで更に銀の燭台をジャン・バルジャンに与えるという……
これは銀の燭台は最初からは盗んでいなかったバージョンでした
とはいえ、司教がジャン・バルジャンに生まれ変わるのだと言われたところは、相変わらずジーンとしちゃいましたね
次の時にはもうジャン・バルジャンは市長に。
しかもずーと付きまとわれるあのジャベール警部が赴任してきます。
ジャベール警部はジェフリー・ラッシュ。
パイレーツオブカリビアンですか。
更に次の登場は、ファンティーヌ=ユマ・サーマン。
おおーキルビル……
判ってはいるけれど、ファンティーヌは不運ですねー。
娘の預け先からの手紙を落として、子供がいることを隠していたことがバレた上に工場をクビに
肺を患いながら髪の毛を売ったり、最終的には娼婦に……
しかもぞんざいな仕打ちを受けます
でやっとジャン・バルジャンの助けが入りますが……
既に肺の病気は深刻なことになっていて、娘のコゼットを呼び寄せようとジャン・バルジャンは努力しますが、夢は叶わず……
事件は起きて、馬車の下敷きになった人をジャン・バルジャンは体を張って助けたり、自分の身代わりに刑が執行されるのを助けに行ったり……
そのせいで、ジャン・バルジャンはジャベールに追われることになります
どうしてここまで数奇な運命かなと思いますが、ジャン・バルジャンにはいろいろ事が起こりますね
コゼットを何とか連れ出し、その辺は時間が無くてかなり省略……
がコゼットと逃亡のところはちょっとあったけれど、やはり省略して10年経ちます。
でそこでコゼットの成長した姿はクレアデインズ。
ミュージカル映画と違って、ジャン・バルジャンとコゼットの血は繋がってはいないけれど、父娘の距離間に重点をおいているようで……
ジャン・バルジャンがコゼットを思うあまり、過保護になりがちで、それに対してコゼットの反発力もなかなかな人間関係でした。
美しくて、悲しい部分だけではなく、親子の確執みたいなところがあったのには、
何か今まで観てきたレ・ミゼラブルと違っててこれはこれで良かったですねー。
それにしても、クレアデインズってこの時期、話題の映画ばかり出ていてラッキーウーマンだったなーとつくづく思いましたけど
そのわりには、フィリピン政府を怒らせちゃった問題言動とかもあったりして……
あ、クレアの話になっちゃいましたが、そうですねー。
歌がない分、物語で補わないといけない状態でしたが、そうすると2時間ぐらいではおさまりきれてないかなーと思ったりしなくもなくて……
でも、まー悪くはなかったです
宿敵のようなジャベールを助けた上に、瀕死のマリウスをも助けるジャン・バルジャン
ジャベールに捕まることを素直に受け入れつつ、コゼットと別れるところがやっぱり泣きました
「幸せに」とコゼットだけの幸せを願うジャン・バルジャン
ラストはいきなり衝撃的でしたけど。
やっぱり原作が良いですからね
2019年版もその内に絶対観ようと思います。