傾いてますよね、受水槽のお話 | クワガタ・カブト ドタバタ親子日記と不動産管理 令和編

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大阪を中心に不動産投資と管理を行っています。この10年以上は物件の購入ばかりで、管理物件と借り入れが激増。賃貸マンション・オフィス・店舗・倉庫など、約800の店子さん相手に毎日奮闘しています

業者「TAIさん、〇〇ビルなんですが」

 

私「はい、どうかしましたか」

 

電話をくれたのは水道業者さん、当社の建物の水関係はこの業者さんに見てもらってます

 

報告をもらったビルは北摂のとある駅から徒歩1分、1階にドラッグストアとコンビニとたこ焼き屋が入居してます

 

業者「ポンプの更新の見積もりに行ったのですが、受水槽が少し傾いてます」

 

私「えええーーー」

 

2019年の話ですが、受水槽が老朽化し突然割れるトラブルがありました

 

簡単に壊れる設備ではないですが、壊れた際は怖い設備です

 

連絡をもらったのですぐに見に行きます

 

遠くから撮影した写真しかないので見えにくいですが

 

目視で傾いてるのが確認できます

 

これはまずい、中は水が入ってます、傾斜がかかると傾斜方向への負荷が増え最悪受水槽が割れる場合があります

(ずっと屋外にあるので劣化もしてます)

 

すぐに業者に電話

 

私「見積もりと納期を教えてください、後はボールタップの位置を変更して水の量を減らしてください」

(水の量が多いと負荷が高くなります)

 

・・・・・・

 

業者「見積もりです」

 

見積もりを確認します、500万超・高いです

 

内容を確認すると

 

私「う~ん、屋上に受水槽を新設する方向か~」

 

業者「敷地の足元には置く場所がありません、屋上に持っていっては」

 

屋上に持っていくのにコストがかかっています、単純な受水槽の交換にしては高い

(先に屋上に受水槽を設置して切り替える工法、断水時間は短いです)

 

コストを下げないといけません

 

私「直圧ポンプ入れたらどうですか、受水槽方式にはこだわりませんよ」

(直圧ブースター方式、気になる方は検索して下さい)

 

業者「これ、古い建物なんです、中の配管の問題で水圧に負けてしまう可能性が高いです」

 

昔の配管の場合、色々と問題があります説明を聞くと難しそうな配管が入ってます

 

私「置き換えはどうなの」

(今と同じ場所で更新、断水が長くなります)

 

業者「傾きの原因ですが、おそらく地盤沈下です、同じ場所での設置はおすすめできません」

(交換するなら地盤修正が必要、断水が長期間になります)

 

私「う~ん、でも屋上までは経路が長いな~、この水色の〇の部分には置けないの」

 

業者「そこは、テナントさんの荷物が置かれてるので設置できないかと思われます」

 

店舗さんの搬入は表玄関から、裏には商品を運ぶための折りたたみコンテナが置かれてます

 

私「私が話をします、ここは共用部なので話ができます」

 

設置場所で見積もり額が大きく変わります、コストを下げることと断水時間を少なくする方向で調整します

 

・・・・・・

 

どちらにしても数百万の出費は覚悟します

 

数百万の出費なので事前に親父に説明します

(話を聞いたら、後で文句を言ってきます)

 

親父「同じ場所で地盤沈下を直せ」

 

私「いや、一番店子に迷惑がかかるから」

 

親父「それでええやないか、文句あるなら出て行ってもらえ」

 

私「・・・・・」

 

ええ、81歳の親父の感覚は『貸したってやってる』です、今は通じません

(最終判断は私がします)

 

この受水槽は大きなトラブルになるかもしれないタネです、早く是正をしないといけません

 

お正月の間にトラブルにならないようにお祈り中です

 

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