大器晩成は難しいと年上の部下のお話② | クワガタ・カブト ドタバタ親子日記と不動産管理 令和編

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大阪を中心に不動産投資と管理を行っています。この10年以上は物件の購入ばかりで、管理物件と借り入れが激増。賃貸マンション・オフィス・店舗・倉庫など、約800の店子さん相手に毎日奮闘しています

同じ会社の年上の先輩が部下になる

 

よくある事ですが、当時の私は27歳とまだ若い、先輩は2年先輩です

 

販売会社で年上の方はいますが、会社の力関係があるの年齢での問題はでないですが、同じ会社だと微妙な感じになります

 

私「Aさん、これをお願いします」

 

A「わかった」

 

現場の責任者は私です、普段の会話は敬語で話をします

 

呼び方は、私はAさん、AさんはTAI

 

表面的な会話はこのような感じですが、会話の内容は上司と部下になります

 

販売準備が終わり、マンション販売の告知がはじまり、販売がスタートします

 

マンションの現場が一番活気づきます

 

私は、営業マンに来場者の内容を1件・1件ヒアリングします

 

・来場者の傾向の把握

・来場動機や検討動機の把握

・追客(今後のフォロー)の方針の決定

 

などを行い、販売価格の調整や契約数字の読みなど、色んな事を考えます

 

そのためのデーターは多い方がいいのでヒアリングは念入りに行いますが・・・・

 

私「Aさん、この人はどんな感じですか?」

 

A「どうって、この人は買わない人やでアンケート通りや」

 

私「来場動機は」

 

A「アンケートに書いてるやろ、チラシかな」

 

私「チラシのどこをみて」

 

立地なのか、価格なのか、間取りなのか、検討初期か購入手前か色んな段階があります

 

私「購入検討動機は?」

 

A「そこまで内容詰まってないかな、でも〇〇マンションはよかったって言ってたで」

 

私「じゃあ、〇〇マンションは何故買わなかったんですか?」

 

A「予算ちゃうかな~、あそこは高いやろ」

 

私「お客さんがそう言ってたのですか、今の話だとAさんの想像に聞こえますが」

 

A「えっ、だって実際高いやん」

 

・・・駄目だこりゃ、今まで直でヒアリングしたことなかったので接客レベルを知りませんでした

 

販売してるマンションの説明は誰でもできますが、お客さんの情報をつかんで適格な営業ができるかどうかで差がでます

 

Aさんは、ただの説明してるだけの人です、しかも会話の内容を聞いてると的外れな接客をしています

 

この接客レベルでは現場の責任者にはなれません

 

分譲マンション販売の世界では、1人あたり30件も接客したら成約件数に大きく差がでます

 

同じ現場でも、30件接客して2件前後しか契約できない人と8件前後契約できる人がでます

(私の実体験です)

 

私「で、このお客さん見込みは」

 

A「OH~、NO~、難しいな」

 

私「でも、アンケート内容みると学区内で乳幼児がいるでしょ、予算があえば検討できるでしょ、それか両親が何か言ってるとか問題はありますか」

(親切心のヒアリング、両親の動向を探ってくださいと暗に言ってます)

 

A「OH~、YES,そうやな~今度聞いとくは」

 

・・・・・バン

(机をたたきます)

 

私「Aさん、いい加減にせえよ」

 

A「なに、なんやねん」

 

私「確かに、あなたの方が先輩やけどな、もう立場が違うんや、ここは俺の現場や立場にあわせた立ち振る舞いをしてもらわな困りますわ」

 

シーーーーーン

 

当時はとがってました、この人に足を引っ張られるわけにはいかない、その危機感がこういう態度になりました

(ええ、書いてても思いますが私も人間ができてません)

 

私「ほな、もう1回最初から聞かせてもらいます」

 

その後、Aさんは私のいない飲み会で自分の事を大器晩成といって私への恨みを募らせました

 

入社して7年くらい経過してます、何を言ってるんだ

 

私が名古屋にいる間、Aさんは私が責任者するより自分がした方が上手くいくと言ってました

 

凄く、自己評価が高いひとです

 

・・・・・・

 

その後、Aさんからの呼ばれ方はTAIからTAI君に変わりました

 

この現場は規模も大きくなかったので、販売3ヶ月で目途がたちます、そして

 

上司「お前、A相手にやったらしいな」

 

私「はぁ、まあ現場が売れないと私が怒られるんで、逆にあんなんで足引っ張られたら困ります」

 

上司「珍しいな」

 

私「何がですか」

 

上司「相手を選ばず注意できる、遠慮とか遠まわしに言うやつが多いけど、お前みたいに正面切って言うのは珍しい」

 

先の会話だと、Aさんがヒアリングでふざけた場合、ちょっと待ってくださいよとか、ちゃんとして下さいと言う場合が多いのが、机をたたいて怒るのは私くらいだと言われました

 

何か変な評価を貰いました、次の現場で・・・・

 

私「ちょっと待ってくださいよ、これは無理ですよ」

 

上司「なんでや、何が不満があるねん」

 

ちょうど、私の後輩がチームリーダーに昇格してきてました、営業所で数チーム作られてましたが

 

私「これ、年上で問題児ばかりじゃないですか」

 

そう、相手を選ばずに注意をするので、ややこしいメンバーが私に素直なメンバーが後輩のチームに振り分けられました

 

上司「ベテランばっかりやないか、よかったな」

 

・・・・・・

 

不思議なものです、この時の現場は失敗します

 

問題児は1人・2人だと対処しますが半分を超えるとチームは駄目になります

 

Aさんとは、大阪に転勤した後に絡むことになりますが、その話は後日に

 

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