国土交通省が発表した「令和6年度 不動産証券化の実態調査」によると、2024年度末時点で証券化された不動産の資産総額は、なんと約66兆6,000億円に達したそうです。私自身、こうした数字を見るたびに、不動産がいかに投資対象としても注目されているかを実感します。
なかでも、リート(不動産投資信託)や不動産特定共同事業を通じた取得額は約2兆7,000億円。さらに、そのうちリートが約2兆1,000億円を占めており、安定した利回りを求める投資家の支持を集めている様子がうかがえます。譲渡された資産も約1兆1,000億円にのぼり、非常に活発な市場であることが読み取れます。
不動産証券化とは、一言でいえば「不動産を小口化して、広く投資できるようにした仕組み」です。これによって、個人投資家も実物の不動産を持たずに間接的に収益を得ることが可能になります。私たちT&A Homeでも、お客様から「不動産投資に興味があるけれど、管理や資金の負担が不安」というご相談をいただくことがあります。そんなとき、このような仕組みの活用は一つの選択肢として提案しています。