昨日、いつもの様に妻と連れ立ってスーパーに買い物に行った。もちろん、ウォーキングがてらだったのだが、スーパーの中で季節を感じる事があった。
野菜のコーナー、ベーカリーのコーナー、お肉のコーナー、惣菜のコーナーが周囲を取り囲む様に並ぶ。それらに囲まれる様に日用品、乾物、スパイス、粉物、インスタント面などの棚が並んでいる。
レジと売り場の間に設けられている特設コーナーが総入れ替えの準備をしていた。まだ棚に商品は並んでいなかったが、台車に乗せられた大きなストッカーの中からビニール袋に包まれた〆飾りが顔を覗かせていた。
もうそんな季節か。いや待て、まだ11月中旬だぞ、早過ぎないか、などと考えつつも、小売業界としては当たり前の季節ものなんだろうなと腑に落とした。他のお店の方が陳列が早いと、そちらで購入してしまう人もいるだろう。そんな事も考えての毎年の、いわば『スーパー歳時記』の一節なのだろう。
他にも、二段重ねのお餅をプラスティックで形どったお供えやら何やら、ここに並ぶものを目にする度に年末年始の足音を聞くことになりそうだ。
今、書いていて、今年のおせちはどうしようとちらりと頭に浮かんだ。待て待て、まだ早い。気にしなくてはならない食材としては数の子と昆布、まだら子くらいだろう。それだけは棚に並んだら早めに買っておくことにしよう。数の子もまだら子も冷凍保存で腐る代物ではないから。
書き終えたら、昨年作ったおせちのメニューを参考にしてプラスマイナスしてみようかな。考えるだけでワクワクする。
お店に並ぶ品物で季節を先取りするのも悪くない。