NHKのEテレで面白い番組が放送されている。『こころの時代』の中の短期シリーズ『ファンタジーに秘められた宗教』だ。第1回は4月12日に放送されて、取り上げた作品はサン・テグジュペリ作『星の王子さま』。
『星の王子さま』は元々はクリスマスブックとして刊行される予定だったこともあり、ファンタジーの要素を多く含む。
王子は一体どんな存在か。物語中の主人公である飛行士の子供時代を投影したものか。突き詰めると、テグジュペリの子供時代なのか。いずれにせよ、子供らしさを表現するために、純粋さと少しのわがままに加えて、大人にはすぐには理解できない表現と思考を繰り広げる。番組では、クリスマスという宗教性を帯びるタイミングに合わせた本作の宗教的な側面と心理学的な側面に迫る。
内容については詳しくは書かないが、面白いシリーズだと感じる。
次回は、今週の土曜日、5月9日である。取り上げる作品は『蜘蛛の糸』。
どんな話が展開されるか、今からワクワクしている。