宇宙物理学の世界では、私達が属する宇宙空間の他にも沢山の宇宙空間が存在するという説がある。それぞれの誕生からの年月により、収縮していたりビックバンの直後で急速に密度を薄めながら膨張していたりするなど、多種多様な宇宙がこれまた無数に存在するというものだ。スケールが大き過ぎてあいた口が塞がらない。

 また、時空を超えるタイムマシンやタイムスリップを論じてゆくと、時間軸ごとに異なった世界、いわゆる断面で切り取った様に現在とは違った世界があるのではないかという感覚に陥る。ドラえもんやバックトゥザ・フューチャーの世界である。


 空想的ではあるが、パラレルワールドという考え方もある。今過ごしている現在と全く同じ様な世界が背中合わせの様に存在するというものだ。同じ様に世界が構成され、同じ様に街があり、そして自分がいる。決して触れ合うことのないふたつの世界。


 今回は、そんな不思議な世界の端緒を描き、12月30日に投稿した『ものがたり』をもう一度。


 『ものがたり⑥ガラスの向こう』


https://ameblo.jp/tahbou-note/entry-12873244358.html


 お楽しみください。