弘前公園の桜は4月中旬に開花予想で、大体5日後に満開になるだろう。いよいよという感じだが、青森では桜の前に足を運びたいところがある。それは、八甲田山の『雪の回廊』である。
今年は、大雪の影響もあり、4月1日の通行解除時点で6mほど、最高地点では10mに迫るのではないかと予測されている。
今年の雪は本当に大変だった。12月に入って間もなくドカンドカンと大雪が続き、年末年始には無理が祟(たた)って膝を痛める始末。ろくに片付けも出来なくなり、どうなることかと思ったものだ。
しかし、皮肉なことにその大雪のおかげで、例年以上に荘厳な雪の壁を見上げることが出来そうだ。八甲田・十和田ゴールドラインの酸ヶ湯から峠を越えて谷地までの間、高く低く畝(うね)りながら続く白い壁は圧巻だ。
青森市内から車で30分程で行けるので、是非とも皆さんにも訪れて欲しいと思う。春の日差しで徐々に解けていくので、出来るだけ早い時期をお勧めする。例年だとゴールデンウィーク前までがぎりぎりだが、どうせなら、弘前公園の桜とともに訪れるのも良いかも知れない。雪と桜を一遍に楽しめるのだから。
僕は、4月1日の開通直後、数日の間に訪れるつもりだ。
そして、酸ヶ湯そばをいただこう。