今日、妻がお義母さんの所に遊びに行くので、娘が広島土産で買って来てくれた岡山名物の『えびめし』の調理パックを使って、お弁当を作った。以前、『バナナマンのせっかくグルメ』の岡山の回に登場した岡山市のソウルフード。少しだけつまんだが、ソースがスパイシーで甘味もあって、とても複雑な味。
ソースといえば焼きそばがいの一番に頭に浮かぶが、青森市は焼きそば分化が根付いている。時を遡(さかのぼ)れば遡るほど、焼きそば屋さんは増えてゆく。僕が小学生の頃には、焼きそば屋さんが学区内に10軒以上はあったと思う。ほぼ焼きそばしか提供してなくて、『小』で80円、『中』で120円みたいな価格。昔の僕は『小』で十分だった。かき氷のいちご味が70〜80円で、いちごミルク味が120円。そんな時代。
当然、お店によってそれぞれ麺も味も違っていた。通うお店は大体決まっていて、僕の場合は2軒だった。その内の一軒は社会人になっても5〜6年営業していたので、初めて食べた時からだと16〜7年通ったことになる。
今では軒数も減り、さっきの『学区内』だと1件あるか無いかだと思う。それでも市内で考えると15軒はある。
今、焼きそば店の価格は小(1玉)で400円、大(2.5玉)で600円といったところだろう。未だに安くお腹いっぱい食べられる人気のメニューである。
こうやって書いていると、頭から離れないお店がある。ラードを使って一気に焼き上げる太いもちもち麺の香ばしいソース焼きそば。もうお店を閉めて40年にはなる。
あの味にまた出会いたいものだ。