雪片付けも今日で二回目。二週間先までの天気予報もほぼほぼ雪。いよいよ来たぞと心に言い聞かせる。運動不足解消のためには是(ぜ)というところだと前向きに捉えるようにしている。
僕は雪が3センチ以上積もると雪片付けをする感覚だ。車の上の雪、玄関先の雪、そして、家が道路に接しているために、家の前の道路も綺麗に片付ける。轍(わだち。タイヤの跡)が深くできてしまうと、車を入れられなくなるなからだ。
一旦道路側の壁に雪を集め、その後一気に裏に捨てに行く。裏に雪を運ぶためにスノーダンプを使う。スノーダンプは、雪ベラ5杯分を一気に運べる優れものである。ただし、積み過ぎるとやたらと重くなって取り回しが効かなくなるので注意が必要だ。
雪片付けにかかる時間は、3cmの場合は30分。10cmで45分。20cmで60分というところ。一気に30cm積もられると90分はかかる。降り積もる速度によっては一日に二回雪片付けをしなければならなくなる事もある。例年、一冬に3、4回はあるだろう。
裏庭に捨てると言ってもそこまでの広さは無いため、奥に行けば行くほど高さを増して積んでゆく。緩やかとはいえ、この坂を何十回と登るため、スノーダンプに載せる量は加減しなければならない。
さて、まだまだ早い話だが、春を迎えたとしよう。
裏庭の一番奥に物置小屋がある。そしてその中には夏用のタイヤも納めている。ところが、山のような雪のせいで、物置の扉を開けてタイヤを運び出すことなんてできやしない。ではどうするのか。
答えは、『山と積まれた雪を少しずつ崩して家の前に運び出して、溶かす』のだ。道路の雪が溶けても尚スタッドレスタイヤで走っていては、ゴムがすり減って溝がなくなってしまう。タイヤを長持ちさせようと思えば、雪片付けの逆回転も必要なのである。溜め息が漏れる作業である。
いや。今は考えまい。
まずは日々の生活の為に片付けなければ。