昨日、BS-TBSの『美しい日本に出会う旅』を観た。長崎市の風情や食べ物を紹介しつつ、長崎くんちにスポットを当てていた。ナレーションは瀬戸康史君。
長崎くんちは、長崎諏訪神社に演目を奉納し、その後、三体の御神体に街に下りて頂き(御旅)、2日後にまた神社にお戻り頂くという神事。10月の初旬の3日間で行われ、演目は神社の舞台で行われた後、街に繰り出して地域地域、家々を回る。今年の当番、踊り町は6町で、7年に一度回ってくるのだそう。
演目は、大きな龍を10人程で棒で支え、うねる様にくねる様に張りぼての龍に息を吹き込む『蛇踊り』。その他、阿蘭陀万才、御朱印船など、和、洋、中の文化が入り混ざり、『和華蘭(わからん)』と呼び習わされている。
最初は画面越しに観ていても、地元観客の興奮ほどには心が揺さぶられない。携わる方々の言葉や、汗、気合が伝えられると、次第に心が入り込む。最後は、身を乗り出して食い入るように観ていた。
青森市にはねぶた祭りがある。弘前市にはねぷた祭り、八戸市には三社大祭、五所川原市や黒石市でもねぷた祭りがある。また、野辺地町や下北地域(むつ市、大畑町、大間町、佐井村など)では祇園祭を模した様な山車行列がでる。それぞれの地域にそれぞれの祭りがあり、携わる人、観る人には熱い思いがある。
ねぶた祭りは良く全国ネットでも取り上げてもらうが、画面越しにでも迫力が伝わっていて欲しいと、青森市民として切に思う。
是非一度足をお運び下さいませ。