青森県産りんごの中心産地板柳町の津軽りんご市場では、主力品種の『ふじ』の出荷が最盛期を迎えている。今日は4万箱が競り落とされた。価格は去年の一割高で推移しそうとのことだった。

 間もなく全国に潤沢に流通するので、皆さんも是非お楽しみ下さい。


 僕ら昭和ど真ん中世代は、秋から初冬にかけては、りんごが当たり前のように家にあった。

 見たことのない方が多いと思うが、当時は15kg入りの木箱で買って、暖房がなく冷んやりする玄関脇の廊下に置いていた。

 学校から帰ると、玄関にランドセルを置いて、りんごを一個持って遊びに行く。そしてズボンでキュッキュッと拭いてガブリ。思い出しただけで食べたくなる。どこの子も同じだったんじゃないかと思う。

 当時は、『国光』や『雪の下』という品種をよく食べた。今のりんごより酸味が強く果肉がしっかりしていた。品種改良を重ねて現在の方が美味しくなっていると思うが、一度でいいから、懐かしの『雪の下』を食べ見たいものだ。

 青森りんごは、40年程前から全国での人気も高まり、競り値が上がり、一時期は地元青森での店頭価格も高くなっていった。

 でも、今は大丈夫。今では1個150円で買えるので、お高い感は無くなったのでご安心を。


 地域地域で特産品があり、最高の品質がある。思い出も含め、ずっと美味しく頂きたいと思う。