テレビ朝日系の『じゅん散歩』で高円寺の回を観た。オープニングで高円寺氷川神社の敷地にある気象神社に話題に触れた。
最難関と言われる気象予報士を目指す人や現役の気象予報士、そして結婚式など人生のイベントを控える人たちに人気の神社だと言う。
願を掛けて奉納される絵馬が映ったが、下駄を模した姿で可愛らしい。昔は下駄を脱ぎ飛ばして地面に落ちた様子で天気占いをした。もちろん遊び半分だが、この神社の絵馬はその風習に習ったものだろう。
子供の頃、幾度となくてるてる坊主に晴天をお願いした。親に勧められることが多かったと思うが、翌日を待ち焦がれ、ワクワクドキドキしながら吊るし、窓から外を見て。みんなが持つ、可愛らしい思い出である。
中学生の時、学校帰りに5人で運任せに歩いた。分かれ道の度に、お天気下駄よろしく、順番に棒を放り投げて、あらかじめ決めておいた先っぽが向いた方向に進む。一時間程歩いた時、棒の向く方に歩くと小さな川の岸にでた。両岸が土なのだが、軽く助走をつければ簡単に飛び越せる。4人飛び越えて最後のひとり。助走なしだぜ!としたり顔。ひとり太り気味なので僕らはやめとけやめとけ、と。
川の向こう側に渡り切った僕たちは、その後は何となく、もう帰ろうかという雰囲気になり、じゃあと解散。
仕方ないよね。だって、一人は下半身がびしょ濡れなんだから。