昨日も昨日とて、お昼にラーメンの大盛りを食べてしまった。大好きな『まるかいラーメン』の大盛りを。健康診断の日程が11/6に決まったと言うのに。たかが2ヶ月、されど2ヶ月である。明日から頑張ろう。
さて、皆さんは、自分の初ラーメンはいつ、どこで、どんなものを食べたかを覚えているだろうか。大概の方は覚えていないだろうと思う。離乳食が終わって少しすると、家族で出かけて、フォークでチュルチュルと食べるものだから。
僕は鮮明に覚えている。5歳の頃、父の自転車の荷台に乗り、千刈の家から東に10分くらい、川を渡ってすぐ左側のお店。
父が、ここの『支那そば』は美味しいと言っていたのを強烈に覚えている。壁に札がかかっていて、値段は70円。
かつての食堂は、外で働く大人たちが利用するもので、今みたい土日のお昼に家族で!とはならなかったように思う。
子供の頃は殆どの食堂に、支那そばの暖簾がかかっていた。のちに、『支那』という言葉は中国に対する蔑称の意味合いを含むニュアンスがあるためだと思うが、使われなくなり、『中華そば』が一般的になった。更に時は過ぎ、今では殆どのお店で『ラーメン』と言い、ラーメン屋という言葉も定着した。
僕が昨日食べた『まるかい』は、そもそもは屋台で人気のあった煮干しラーメンで、高齢の初代店主が引退して店をたたむと知り、現まるかいの先代が美味しいラーメンを絶やしたくないと頼み込んで引き継いだ。その後、リヤカーから店舗に。僕は45年前に店舗の『まるかい』でその味を知った。先代の屋台から考えると、その歴史は70年を優に超えるだろう。僕はといえば、週一ペースで45年だと2000食を超える。一日3食食べた事もある。
当時は煮干しの風味が今より強く、酸っぱさの残るスープだったこともあり好きと嫌いがはっきりしていたが、今ではトロッとした煮干しラーメンが多くなってきたこともあり、逆にあっさりとした煮干し醤油として全国にもファンが多い。
たかがラーメン、されどラーメン。
大好きである。