金融市場の行方
日記ご無沙汰してます。
日記を書かない間に、金融市場がえらいことなになってるね。
為替も円高、日経平均も続落![]()
私も、株式で相当やられてます![]()
今後、どうなるかなって思っておりますが、いろいろ考えても、わかなんいですが、個人的に思うことは、
世間がいいって言うときは、もう終わりに近くて、もうだめだっていうときこそチャンスかなって感じがします。
為替に関しては、考え方を変えてみると、ドル円は、絶好の買い場かもしれません。
長期でみれば、105円ぐらいに戻すと思うので。そこで、重要なのは、以下の点になると思います。
①余裕資金にて運用する
②相場をみない
③ロスカットラインを計算し、リスク許容度を認識しておく
④長期で預けられる業者を選ぶ
ですかね。
①は、絶対にどんなことがあっても、使わないお金。もし、失業しても、急な入用でも絶対に使わない額で運用する。そして、そ③を計算し、自分がどのぐらい円高になったら、ロスカットになるかを把握する。
そしたら、必然的に取引できるアマウントがでてくると思います。たとえば、99円でドル円を買おうと思う。
80円までは、円高にならないだろうと予測する、そしたら、18円分の余剰資金がいくらかでる。各社によって証拠金は違うので、計算は割愛しますが・・・・そしたら、自分の余裕資金をみくらべると、アマウントがいくらまで買えるかがわかるので、あとは、ひたすら②のとおり日々の相場をみないでいる。ログインしなくてもいいぐらいだと思います。そして、いつの日か、相場がもどってきたら、売る。そこで、最後に重要になるのが、④です。これが、一番むずかしい。。
個人的には、前回もブログで書きましたが、現在のFX業者はどうなるかわからないっていうか、こんな金融市場では、金融機関がどうなるかわからないので、慎重に選ぶ必要がありますね。
ちなみに、私の選び方は、自己資本規制比率が高い業者、証券取引委員会の検査期間が
短く、検査で業務改善、停止がでていない会社ですかね。
株式も同じ考えで、投資をしてみようと思ってます。
皆さん、お互い辛い局面ですががんばりましょう![]()
※本記事は、投資や貯蓄などマネーを活用するための情報提供を目的としており、特定の金融商品の勧誘や購入、投資手法や判断を読者に扇動、強制するものではありません。 投資や、商品購入に関する最終的な判断はあくまで自己責任で行ってください。
サブプライム問題
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米リーマン、経営破綻 破産法を申請
【ニューヨーク=米州総局】経営難に陥っていた米4位の大手証券リーマン・ブラザーズは15日午前、
連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)の適用を裁判所に申請した。先週末から米連邦準備理事会
(FRB)や財務省を交えた協議で、大手金融機関への身売りなどを模索してきたが不調に終わり、
法的整理を余儀なくされた。
http://www.nikkei.co.jp/sp2/nt242/20080915AS2N1504215092008.html
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サブプライム問題が発覚してから、サブプライムの影響はまだまだと思っていましたが、
ここにきて、リーマンがって感じです![]()
リーマンといえば、カバー先として複数のFX業者と取引がありますので、FX業者とも馴染み
が深いと思います。
今回のことで顧客ポジションに影響がでなければいいですが・・・・・・・
私が、サブプライム問題が発覚しはじめた頃、私自身、FX業界もそれに近い問題
がいずれおこるなって思っておりました。
その説明をする前に、ここで、FX取引の仕組みを簡単に記載したいと思います。
一言でいうと、証拠金を利用し、レバレッジをかけ、本来の元本以上の取引を差金
決済方式で取引する仕組みです。
もっと詳しく説明しますと、証拠金とは、いわゆる担保です。
担保ですので、変な話、お金じゃなくても、物でもなんでもいいです。
だから株式を担保としてFXの取引できる会社もあります。
また、レバレッジとは、「てこ」の意味で、「少ない力で大きな力を生み出す」
要するに、「少ない資金で大きなお金を動かす」事です。
差金決済方式とは、現金の受け渡しをせずに反対売買の差金のみで
決済することです。
言葉の意味は書きましたが、このレバレッジをかけ、差金決済方式で取引するということを
具体的に説明すると、担保を差し入れることは、FX業者が任意で設定した証拠金額を
顧客が差し入れ取引ができるということになりますが、言い換えると、FX業者は、
顧客に与信を与えて取引をさせていることになります。
その与信をもとに、顧客は与信を与えれた範囲内で取引ができ、
しかも差金決済方式なので、現物の受け渡しがなく、差金のみで
取引ができる。この仕組みなので、顧客は、自分が実質動かしている
金額をわからないままに、取引をおこなう。
相場が思惑通り、言っている場合はいいが、思惑が外れた場合は、
証拠金以上の損失を被ることになる。この点を踏まえたうえで顧客は
取引していると思いますが、私は、この部分がサブプライムの問題と
近いと思うところです。
さらに、もっと似ている部分は、今の業界の流れや仕組みです。
今のFX業界の流れは、取引高UPのための証拠金の引き下げ競争が
つづいています。
先に説明したように、証拠金の引き下げは、顧客に与信の金額を
増やしているということになります。与信の金額を拡大させるという
ことは、業者にとってみたら、顧客信用リスクが拡大していることになります。
今の世の中は、お金を借りるにしても、審査が必要ですし、不動産を借りる時も保証人が
必要ですが、与信を与える上で考えると、証拠金取引には、そこまで厳しい審査はありません。
業者は、取引をする前には、適合性をはかる審査をもちろん行いますが、証拠金引き上げ下げは、
業者の任意となっているところがほとんどです。
証拠金の引き下げをおこなうということは、取引高を増やすことと思って、今のFX業者は
進めていますが、取引高が増えるということは、そのポジションに対してのリスク管理を
しっかりしていかなければ、業者は思わぬ損失につながることもあります。
そのため、顧客サイドには、ロスカットルールなどを採用しているケースが、多いですが、
相場が安定しているうちは、ロスカットなどが適正に行われ、問題なくポジションが
管理ができますが、現在の、米国の状態を考えると、米景気の減速およびこれに対し
て予想される米国の政策金利引き下げは、ドル安・円高を誘発する可能性が
ありますし、そういうマーケットでは、ロスカットが適正におこなわれずに、
スリップし、証拠金額より大きな損失がでる可能性があり、そうすると、
証拠金でまかなえない損失は、業者がその損失をたてかえることになります。
また、そのような状態で、市場リスクをとるカバー取引を行っている場合は、
業者が顧客のポジションも約定できない状態などなる可能性も高くない
カバー取引での損失も大きくなる可能性もあります。
このように、現在、業者が推奨していることは、目先の利益や目先の取引高
にとらわれて、業者はリスクを拡大し、相場が荒れたときに、ポジション
管理が適切にできなくなり、破綻する業者が出てくるのではないかと思います。
トレーダーズFXがそのいい例かもしませんね。
市場リスクを管理できていなかったみたいですから・・・・
前回からかいているように、過度な手数料競争や、証拠金の引き下げ競争だけをみて
業者を選ぶのはやめてくださいね。。
特に、市場リスクをかかえていない業者や、顧客の発注後、すぐにカバー取引をおこなっている
業者はまだましですが、カバー取引など市場リスクを抱えディーラーの裁量等でおこなっている
業者は、かなりリスクを背負っている可能性もありますので、取引業者のポジションの管理
方法などは確認しておくべきですね。。
※ここでの業者は、メインでOTC業者に関してコメントしています。取引所取引のFX業者は、
あんまりあてはまりません。。
トレイダーズFXの続編2
トレーダーズFXの事業休止をうけて、兄弟会社で以下の記事が更新されました。
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2008年09月10日 トレイダーズFX株式会社の事業休止について2 当社(トレイダーズ証券株式会社)は、トレイダーズFX株式会社とは別の事業主体として事業運営を進めており、トレイダーズFX株式会社の事業休止等により当社の事業、自己資本規制比率及び顧客資産の保全に影響はございません。
http://www.traderssec.com/news/top_news/8425.html
2008年09月11日 本日の一部報道とトレイダーズFX株式会社について 本日、一部ウェブサイト等においてグループ会社トレイダーズFX(株)の事業休止に関する記事が掲載されておりますが、お客様より、トレイダーズFX(株)と当社トレイダーズ証券(株)とを混同されているお問合せがございますので、改めてトレイダーズFX(株)における事業休止につきまして、下記のとおりご説明申し上げます。
http://www.traderssec.com/news/top_news/8394.html
二つの記事の内容をみてみると、なんてお粗末な内容でしょうか・・
そうとう社内は、混乱してると思います![]()
お客様から電話がバンバンなり、苦肉の策でホームページにあげたのでしょう。。
しかも内容は、当社は、関係ありません。とのこと。。。。
※ありえない・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・![]()
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私の個人的な意見としては、関係ないではすまされないと思います。
同じ持株会社を持つ兄弟企業が、事業を休止しなければならなくなった
企業としてのガバナンス
それと、法令遵守体制。。。
あとは、今回の影響での当局との関係、他業者への影響・・・・
さまざまな点で、トレイダーズはこれから大きな問題をクリアーしていく
ことになりそうですね。。
せめて、顧客には、少しましな内容をしっかり考えて再度説明して
ほしいものですね
補足。。
信託をしているのは、わかりますが、顧客資産に問題ありませんってありますけど、
顧客が取引できなる時点で、取引ができなくなるのですから、顧客の資産に影響
はでていますよ。。。