いよいよ3月!
新しいステージへ切り替わろうとする
独特の雰囲気を持つこの時期。
今回はこの時期にいつも思い出す
コーチにまつわる話し。
「高校時代のこの時期の話しをしよう。~経験からコーチが大切にすること・大切にして欲しいこと~」
【10年前…。】
「お前たちのすぐ後ろにはライオンが来ている。お前たちはウサギや鹿だ。食われるぞ。」
TR終わりにコーチからそう言われたことがあります。
当時高校1年の2月。
寒さを吹き飛ばす熱い走り期間の日でした。
ライオンは一学年下の入部選手たちのこと。
上手い選手がたくさん入ると聞いていましたが、
されど一学年下。
自分に多少なりの自信があり、そう言われたくらいでは
緊張感や焦燥感をそれほど感じませんでした。
実際、全中で全国3位になったメンバーや
中学時代に県選抜やナショナル経験のある選手たちが
ゴロゴロ入ってくることになります。
高校2年。
その中、
このシーズンの前期はトップチームのレギュラーで
出場機会を多くもらうことができました。
(当時を証明するのはおもしろ写真しか残ってませんでした笑)
しかし、
高校2年の2月。
新チーム始動して間もなく
一学年下の選手に
ポジションを獲られました。
そして、それからの1年。
ポジジョンを取り返せることなく時間が過ぎ、
高校3年11月、
鴨池陸上競技場のベンチに座りながら高校サッカーを引退します。
ライオンに気が付くのが遅く、
対峙して、もがいても、敵いませんでした。
そして丁度8年前の3月1日、
苦い思い出を抱えて卒業式を迎えます。
当時のPlayerとしての心境は
「もっと試合で使って欲しい。使ってもらえたら活躍するし成長できる。」
ただ監督からよく言われていた言葉
「ここは勝負の世界。あまい考えは通用しない。試合に出るには実力を証明しろ。」
一学年下の選手が起用され続ける歯がゆさは辛いものでした。
振り返ると苦い経験をつくった要因はいくつかあります。
(ここから先は難しい話しになります。)
1つめは、選手の立場として
現実を受け入れなかったこと。
後輩に実力のある選手が入っても
先輩という権威を羽織って現実を正しく直視しませんでした。
どこかにあった「最上学年だし出れるだろう」という慢心が仇になりました。
もし実力を正しく捉えることができ、
それを受け入れることができたなら
起用方法ではなく、
自分自身と向き合いもっと成長できたと思います。
(ポジションも奪い、練習着も奪っていった後輩。左:ヴィアンティン三重所属、右:京都サンガ所属。コーチのTシャツみんな大好きボブマーリー。当時高校3年の3月)
2つめは、育成環境の面から
選手に配慮した成長機会の提供が少なかったこと。
今になって思うと
高校3年の1年間はPlayerとして伸び悩んでました。
練習を重ねても成果は上がらず、
出場機会も少なかったです。
その時、課題をどう克服するか、
この時期をどう過ごすことを期待しているか
指導者の胸の内や考えを聞く機会があると
成長しやすくなったと考えます。
また、選手の立場から見て、
指導者は既に次年度の一学年下の代に
期待を寄せていると感じていました。
それは指導者の本意とは
もしかしたら違うかもしれませんが。。。
高校年代の指導目的は達成と育成の両立です。
達成だけにフォーカスされた指導に疑問点があり、
最終学年の出場機会の少なさに
不信感があったのは心残りでした。
以上のことから、今指導者になって考えることがあります。それも最近の感覚が私の過去の経験から重なることです。
【2022年 2月27日】
新U13選手として入団する選手たちの
TRをおこないました。
みんなそれぞれに特徴をもつ上手な選手たちです。
25名も入団希望を示してくれました。
大変ありがたい限りです。🙇
同時に過去の自分が重なります。
「ライオンが来ている。」
私の教訓から現U13選手(新U14選手)に
伝えたいことがあります。それは
・ライオンをプラスの意味で捉えよう。
”食われる”と表現するとどこか敵のように感じます。
本来はチームメイトでありライバルです。
ライバルは自分を成長させてくれる存在のこと。
ライオンの存在をプラスに転換してください。
そしてライオンと対峙しても勝る強さを発揮してください。
それからコーチが大切にしたいこと。
4月からはメインはU13コーチになりますが、
・U14•15選手の成長サポートに手を抜きません。
よって、今まで通り、どうでもいい話を持ちかけるときもあれば(笑)
プレーに対する相談やアドバイスをしたり
時に厳しい要求を投げたりすることがあります。
関わる頻度は若干少なめになり、
コミュニケーション量も減るかもしれませんが
とっておきの策も現在考えているところです。😊
何がともあれ、
新しいクオーレファミリーが増えることに対する
感謝と喜びに溢れ、
来年度に対する覚悟も芽生えております。
また、
私としては
チームの歴史を一つ創る以上に、
個人の成長物語を50こ創りたいです。
個人の成長が最大化できたとき
チームの歴史が創られるだろうと考えます。🔥
今回もそんなこんなで
つらつら書いてしまいましたが、
コーチの高校時代のこの時期は
いろんな葛藤があったという話しでした。
では。
(2000文字)








