Uの谷を潜り抜けた感覚 | 究極の物理勉強法~たとえ話と微積分で高校物理が楽しくなる

究極の物理勉強法~たとえ話と微積分で高校物理が楽しくなる

物理の予備校講師で『微積で楽しく高校物理が分かる本』の著者の田原真人が、物理の学び方のコツを紹介。物理が分からない人は、公式を丸暗記するのを止めて、解法体系を学びましょう。必ず道が開けてきますよ。

フィズヨビの田原です。


MITのオットー・シャーマー博士は、
集団や組織が新たな未来を創造するためのリーダーシップ能力を
どのように開発できるか、
その能力をもとにどんなプロセスで新たな現実を生み出すことができるのか
ということを、多くのリーダーにインタビューしました。

そして、そこに1つのパターンを見出しました。

そしてまとめたのが「U理論」です。


対話などを通して、現在の自分がしがみついているものを
揺り動かしていき、Uの谷を下まで降りていきます。

様々な恐れが現れますが、
それを手放していくと、
Uの谷を潜り抜けて向こう側に出ることができます。

そうすると、新しい未来が次々に現れてきます。

このようなプロセスは、
僕も過去に何度か経験していて、
U理論のことを知ったときは、
自分のことについて書いてあるような気がしました。


フィズヨビに未来を出現させるために、
昨年から少しずつUの谷を降りていて、
先月は、思い切って谷底まで潜りました。


4月に行ったフィズヨビミーティングングには、
とても助けられました。


あれで、向こう側に行けそうだという
感覚が生まれました。


今は、谷底を潜り抜けたという感覚があります。


その感覚に従って、
フィズヨビのHPを作り直しているところで、
数日中にリニューアルオープンできると思います。


今回、どうしてもやりたかったのは、
マーケティングの手法を使わないということです。


マーケティングの手法は、欲と怖れにアクセスし、
人の行動を誘導します。

・点数を取れないと合格できないぞ!
・こうすれば、簡単に点数が取れます!

という「アメとムチ」のメッセージは、
基本的に人を支配したり、コントロールしたりするときに
使う手法なんです。


それを使わないようにするという決意をするのに
時間がかかりました。


マーケティングの手法を使わなければ、
講座を買ってもらえないんじゃないかという
自分自身の怖れを手放す必要があったからです。


でも、フィズヨビミーティングで話をして、
自分は、こうやって話しながら、
相手を信頼して、
一緒にやっていきたいんだよなー
という自分の気持ちを確認することができました。


それで、フィズヨビがダメになるなら、
仕方がないと腹をくくりました。


外からのコントロールがない環境の中で、
それぞれが、自分の想いと繋がって行動したとき、
ドラマが生まれます。


2016年のフィズヨビは、
ドラマチックな場になります。