この作品もまた素晴らしい作品でした。愛の描写は天才的ですね!

 

殺人事件が起こる前から、伏線がはられています。犯人が分かった後の衝撃よりも、その後のほうが衝撃的でした。殺されたジョンが最後に言った言葉にそんな意味が含まれていたなんて。

 

悲しく、切ない事件です。分かればわかるほどに。

殺人が行われた後の、この屋敷に住む人たちの発言の違和感、辻褄がすべて合っているのに、なぜか空虚感を感じるという不思議な現象をポアロは感じます。

 

それぞれの目線での愛の形も、この作品の見どころでもあります。

ぜひ読んでみてください。