京都大学工学部生存圏研究所MUレーダー用のパラボリックアレースピーカーシステム
滋賀県信楽にある京都大学工学部生存圏研究所のMUレーダー用に納入したパラボリックアレースピーカーシステムです。
4連のコンプレッションドライバーからの出力音を放物面鏡に反射・収束させてできるだけ空高くまで届け、
MUレーダーによって温度差や風向等の変化を高精度に気象観測します。
地上から出す音波でのレーダー電波攪乱を利用し、
大気の温度や風向等を計測するシステム(RASS)で前線の断面など気象攪乱をこれまでにない分解能で観測できます。
既存のシステムでは騒音公害や遠達性に問題がありましたが今回のパラボリックアレーシステムで大きく改善されました。
複雑な気象現象の実態を明らかにする研究で成果を上げています。