ボランティアが成り立なない社会 | のんびり

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いろいろあるけれど、平穏無事に暮らしたい

梅雨空

雨はパラパラと降ったり止んだり

 

種山高原まで車を走らせた

休日だったのでキャンパーが盛況、コテージも満室貸切

皆、活動的だ

 

 

 

先日、民生委員不足という報道を目にする

何かおかしくないか?

 

”民生委員は地域で1人暮らしの高齢者や障害者がいる世帯の見守りや相談支援などを無報酬で行う特別職の地方公務員ですが、全国でおよそ1万3000人の欠員が生じていて、担い手の不足が課題となっています。

このため、厚生労働省は民生委員を選ぶ要件を緩和する方向で検討することになり専門家や民生委員の団体などが議論する検討会を立ち上げました。”

 

この文章だけでも昨今の時代をまったく反映していない

立場は『公務員、無報酬』

この時点で???となるのが普通だよね

 

こちらにもブランティアで公務員の仕事をこなすお仕事と記されている

”民生委員は、民生委員法にもとづき、厚生労働大臣から委嘱された非常勤の地方公務員です。給与の支給はなく(無報酬)、ボランティアとして活動しています(任期は3年、再任可)。また、民生委員は児童福祉法に定める児童委員を兼ねることとされています。

 民生委員・児童委員は、自らも地域住民の一員として、それぞれが担当する区域において、住民の生活上のさまざまな相談に応じ、行政をはじめ適切な支援やサービスへの「つなぎ役」としての役割を果たすとともに、高齢者や障害者世帯の見守りや安否確認などにも重要な役割を果たしています。”

 

重要な役割のようだ

厚生労働大臣から委託される仕事を無報酬、ボランティアとしてやってほしい

担い手が足りない

 

 

今の時代は日本政府が「死ぬまで労働」を推進しているし、現実的に「死ぬまで働かないと金銭的な問題が生じる」という側面もある

 

”65歳を超えても「なお働く」が多数派に

来年、2025年には、高齢者雇用に関して「①65歳までの雇用確保の完全義務化」「②雇用保険法に基づく高年齢雇用継続給付の縮小」と、2つの法改正がされる予定です”

 

法律で65歳まで働くことが義務化される

現実的には働かざるを得ないという日本社会になっている

 

 

今盛んに話題に上がっている「歴史的な円安」にしても日銀の政策の賜物だ

円安とインフレで庶民の生活はジリ貧である

唯一の希望はお国が推奨する「株式投資」となっており、国民もそれに乗っていることは2024年1〜3月のNISA口座投資額が6兆円を超えたことからも分かる

『NISAで老後も安心』という謳い文句がどうなるかは誰にも分からないから夢なのかも知れない

 

 

そんな世情において「ボランティアで活動してくれる人がいない、しかも大変重要な仕事」である

何か狂ってないか?

 

お金が心配だ、あるいは現実に足りない。働かなくてはいけない

 

そんな人たちに「ボランティアでやってくんなさい厚生労働大臣からの委託です」なんてことで引き受けてくれると本気で思っているのか?

 

 

先日も北海道で猟友会への日当が安過ぎて交渉が決裂して、最終的にはボランティアハンターに依頼なんて報道があった

 

 

日本てお小遣い程度だったり、ボランティアで…ということで成り立たせてきた無茶な風習の悪い部分だけを今後も継続しようと頑張ろうとしているけれど現実的に無理な話だと思うんさ〜

 

正当な報酬を支払わずに「必要で大変な仕事」をボランティアでって、今後は通用しなのではないだろうか?

 

それが可能だったある程度ゆとりがある老後を奪い去ったのは他でもない日本国政府であると思うのだ

少なくとも65歳までは大半の人が労働者であるわけだし、今後は70歳、75歳と伸びていくんだろうな

 

片方が現実的に生涯労働という法律改正を進めて、もう片側では都合よく踏襲して「ボランティアでお願い」を継続する

もう片方も変えるべきじゃないか?現実的に