報道されない | のんびり

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いろいろあるけれど、平穏無事に暮らしたい

なんか青空だけれど体調がイマイチ

 

 

毎日、いろいろな報道案件があるけれど流れない事件もあるんだよね

暇空茜氏の弁護団が国家賠償請求で勝訴した

 

昨日判決が出たらしい

なんで東京都(都知事)側は素直に謝れないのだろう

特にこの東京都若年被害女性等支援事業においては、都知事が意図的に触れないことで話題にあがらず足並みを揃えて報道陣もなかったこととしている。

暇空氏を無視して眼中にないという権力誇示かもしれないな

 

確か、東京都若年被害女性等支援事業のColaboに対する事件としては誰かが書類送検された。なんて小さい事件は流しているんだ。なぜか支援団体側が被害者の立場をとる事件に関しては過敏に報道されるんだ、不思議である

 

これね、スクショ保存してあった

 

それで今回の東京都に対する国家賠償請求が認められたことに関しては一切報道されていない

ネット上で経過を知っている人が「どうして報道されないの???」と困惑している

 

東京都若年被害女性等支援事業に関する東京都の不祥事についてはズ〜っとこのスタンスが続いている

どこからどう確認しても「やらかしている」ことが判明しているが都知事が追認したことで事なかれで済んでしまっている

 
ということで暇空氏が判決文を公開しているので読んでみた
興味ある方は一次情報である判決原文を読んで下さい。上の暇空氏のnoteで無料公開しています
東京都の理由にならない理由を読むと裁判ってなんなんだろう?と感じると思う。偉い人たちが「自分は悪くならない理由」を書き立てているんだ、費用は都税だよね
 
判決
①公文書不開示決定の取り消し
②11,000円の賠償
③東京都側が訴訟費用の9/10の支払い
 
提起
2023年5/23日付けで東京都知事に対して申請した開示請求を非開示としたことに対する申し立て
 
それぞれの理由
原告申請理由:東京都情報公開条例(H11年条例第5号)
被告不開示理由:東京都情報開示条例7条5号
 
簡単にすると、暇空氏の開示請求に対する都知事(被告)の不開示処分は合法か?ということである
 
そして都知事が不開示処分とした文書が「R5年度東京都若年被害女性等支援事業補助金申請書」(以下対象文書とする)
 
 
●東京都若年被害女性等支援事業(以下支援事業とする)の補助金交付団体は支援事業実施要綱・援事補助金交付要綱に従い次のような経緯で決定(そもそもこの要綱も守られていなかったことは既に判明している)
 
1)申請
補助金の交付にはR5年5/22までに申請書を東京都知事(担当:福祉局)に提出

2)補助金交付決定
東京都知事はヒアリング・審査ののちに補助金を交付する団体を決定。6月上旬に団体に通知

3)補助金が交付される団体の公表
R5年6/19日頃、福祉局サイトにて団体名が公表
 
 
○対して暇空氏の対象文書開示申請経緯と提訴
 
暇空氏:R5年5/23日付けで、東京都知事に対して開示請求
 
東京都:処理(開示・不開示)の延期
 
暇空氏:R5年7月3日付けで、東京都知事に再度対象文書の開示請求
 
東京都:R5年7/24日付けで(補助金の)交付決定がなされていないことを理由に、対象文書には不開示情報がある(7条5号)ことから不開示決定


東京都:R5年9月1日付けで、対象文書及びその他の文章につき一部開示決定
対象文書は不開示情報があるとはされていない
一部、法印の印影等の不開示情報(7条4号等に則す)

暇空氏:R5年9/12日に提起
 
 
問題点
支援事業の補助金申請はR5年5/22日に締め切られている
その翌日5/23日に暇空氏が対象文書を含む開示請求申請
開示請求に対する本来の処分(開示・不開示)決定期限は6/8日であったが延長された
 
東京都は、R5年7/24日付けで(補助金の)交付決定がなされていないことを理由に、対象文書には不開示情報がある(7条5号)ことから不開示処分決定
 
※東京都が不開示処分を決定した7/24日以前、R5年6/19日頃既に福祉局サイトにて補助金交付団体名が公表されている
 
ここで東京都の不開示事由に齟齬が生じている
不開示の事由は”(補助金の)交付団体が決定していない”、従って補助金交付申請書類が開示されることで不要な混乱が起こる可能性があるから”東京都情報開示条例7条5号”により不開示処理とした。としている
しかし、”不開示処分を決定した7/25日以前の6/19日に補助金交付団体は決定・公表されている”
ということで、不開示処分を決定したときには既に不開示する根拠が消失していることを意味する
 
 
そんな状況になっても東京都(都知事)は、開示請求された日付(5/23、或いは7/3日)が不開示処分を決定する判断基準時だから問題ない。という主張をしていた
 
ハッキリ言うと都合が悪い公文書は「不開示」か「処分した」という通例だ
 
 
裁判所の判断(緑文字は原文より抜粋)
A)判断基準時
基準時を定めた規定はない。しかし、「当然に実施機関の裁量に委ねられるものでもないことも明らか」
申請に対する処分の効果は通常処分時に発生する
「申請に対する処分に係る要件該当性の基準時も処分時と解される」
 
B)対象文書に不開示情報が存在するか?
不開示事由該当性の判断の時点(基準時)は「開示・不開示」決定の時点である
事情の変更(補助金交付団体決定・公表)により処分時には不開示事由が存在しなくなったにもかかわらず、あえて申請時を基準時として不開示を決定するという結論を相当とする合理的事由はない

補助金交付団体決定・公表以後の時期において非開示情報は存在しなかったものと認められる
従って「本件不開示情報が存在するとして、本件対象文章全部を不開示とした処分は違法である」

 
ということで違法ですよ、という判決
まあ、真っ当な内容である
東京都若年被害女性等支援事業でこれだけやらかしても一切非を認めないということを貫いている、この調子では其の他でも相当やらかしている可能性はあるだろうな
 
決まっていないことは都知事に裁量権限がある、なんて馬鹿げた主張が通ったら独裁だよね
東京都若年被害女性等支援事業の不祥事に対する都知事の対応は不適としか表現のしようがない
それを支援するオールドメディアや報道関係者が多いのもウンザリ
 
 
 
それにしても今日は「円安が凄い!」と教えてくれる報道が多い。鬱陶しい、なんでだろう
2022年の高値 151.943(USD/JPY)越えてないよね?
なんでわざわざ周知する必要があるんだろう、なんかようわからんわ