病は気から | のんびり

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いろいろあるけれど、平穏無事に暮らしたい

今日も空気が冷たい

弱い北風が吹き続けている

 

遠野「カッパ淵」では河童が多い

最寄の茶屋は「かっぱ茶屋」

 

寺のトイレは「河童の厠」

 

 

さて、先日良くも悪くも2013年からの前黒田日銀総裁の政策が終止符を打った

基本思想は「病は気から、デフレも気から」であったと認識している

兎にも角にも『異次元の金融緩和』を拡大、継続し続けた

信念の政策

 

 

主な実績は次の3点だと思う

①日銀は日本国債を購入し続けた。下のグラフから右肩上がりの購入が分かる

現植田総裁も国債の購入は継続する方針のようだ

 

”日銀の保有国債残高は昨年12月末時点で585兆円と残高全体の47.9%を占めた。昨年は約592兆円だった日本の名目国内総生産(GDP)にほぼ匹敵する規模となっている。”

 

次のサイトのグラフを転載

 

 

②①の日本政府が発行した国債を日本銀行が購入することで金利を徹底的に低く抑え込む

”日銀は19日の金融政策決定会合で、世界で最後のマイナス金利(マイナス0.1%)を解除し、イールドカーブコントロール(長短金利操作、YCC)の廃止”

 

2007年の世界不況(株式市場ではリーマンショック)以後金利を下げ続けてきた日本銀行がようやく金利0.0%に引き上げた?そもそもマイナス金利ってなんだよ…って話だよね本当ならば

就任当初に黒田総裁が引き下げた金利0.0%にようやく戻ったともいえるか

 

③日銀が直々に株式を購入する

先日、植田総裁から日銀による新規株式購入の停止宣言された

 

2020年以降は購入額は減少したがそれでも黒田総裁在任中に総額35兆6,856円の株式が購入された

日銀が保有するETFは元本約37兆円、含み益約34兆円と報道されている。時価約71兆円

 

黒田総裁在任中のETF買い入れ推移

 

ちなみに2013〜2023年の部門別売買金額の累計は次のようになっている

完全にETF新規購入が停止されたので一区切りということで

一番現物を購入したのが証券会社自己売買、次に日本銀行、この2部問の合計だけでおおよそ86兆円

外資はわずか5.6兆円程度の買い越し

事業法人は万年買い越しで27兆円の買い越し

個人の信用も16兆円買い越し

 

GPIFの売買も含まれている信託銀行は5.8兆円の売り越し。誰かが買い上げて売り越し?

個人現物5.1兆円売り越し

そして投資信託も1.3兆円の売り越しなのね

 

 

ということで

①日銀による日本国債の購入

②金利を上げさせない

③日銀による株式の購入

この3つが要であった。そしてその目的はデフレ撲滅である

 

前にも考察して物価指数と政策金利の推移

 

金利に関係なく物価は上昇を始めた、それは「COVIDー19騒動」でもなく「ロシアのウクライナ進行」でもなく諸外国(特に先進諸国であるEU、UK、USA)の物価上昇の影響である

その諸外国の物価上昇はECBやFOMCの異常な政策金利引き下げにあるように思う

日本はただ諸外国の中央銀行の影響を受けているだけ?だったりするのかも知れない

 

 

 

日本銀行の政策の影響が顕著に現れているのは為替と株式市場ということになるのだろう

アメリカ$に対しての円安。しかし、その他の通貨に対してはそれほどでもないんだよね、まだ?

 

USD /JPY月足

 

そして株式市場

N225月足

ついでにN225年足

 

今後はどうなるんだろうな

前黒田総裁の政策は適切だったのだろうか?という考察は後年必要だよね

学者や先生同士の庇いあいなんてことはないと思うけれど