罰さない、優しい社会… | のんびり

のんびり

いろいろあるけれど、平穏無事に暮らしたい

厚い雲で陽射しが遮られている

明日には寒波到来か

 

 

なんか比較的大きな報道となっている事柄においても直接関わった人が罰せられないケースって多くないか?と思う

 

昨日触れた裁判官に「あんたは悪くない」と懲戒処分が違法という潔癖を勝ち取った教諭

 

 

この件の経緯が幸手市HPに記されている

”平成27年11月に発生した取手市立中学校の生徒の自殺事案に係る調査について、平成31年3月20日、県に設置…(以下省略)”

担任生徒・クラスメートが自死した。本人たちは自分たちに要因があることは察知しているだろう

しかし「私たちに問題がない」という共有意識の元に卒業して、数年してから事態が明るみに出た。その頃には自責の念は希薄になっているだろう、逆に「私には関係がない」という自己擁護意識がより強固になっているだろうことも想像できる

 

明確に分かることは事が起きた時には速やかに対処しないと「言い訳・責任回避」思考が強化される

報告書にある通り「半年足らずで自死に至る」経過に対して『教員は誰一人として気付いていなかった』とどうしようもない欠落を表明している。

さらに再発防止の対象である担当教諭も司法によって『無罪』が通達された。これでは再発防止にはならないよね?

居場所を変えて同じようなことをバレないように繰り返すのだろう、人間の本質は余程のことがないと変わらない。まして「自分が悪くない」と司法が後押してくれたのだから

 

加害者も担当教諭も罰せられない。それが現実だ

 

自死はなぜこうも加害者(あるいは責任者)が無罪放免となってしまうのか?人を死に追い込むという行為は犯罪に該当しないのか?

企業でも学校でも公務員でも自死で誰かが責任を負うことはないんだな、あっても法人や国という曖昧なんだな

 

 

普通に高校生自死が報道されている。原因は明白であるようだ

学校側は謝罪、剣道部顧問2人は離職とある

 

それで自死に追い込んだ剣道部顧問てどうなったんだろう?と気になって検索すると全く情報がない。剣道をしている人なら分かるのだろうけれど

”男性顧問2人は侑夏さんの自殺後、すぐに顧問から外れ、21年度以降は同高にいないという。2人への処分については「個人情報で答えられない」としている。”

 

どうやら「個人情報」という建前のもとで加害者は法律に守られているらしい。刑事裁判で有罪にでもならない限り前科もつかないから何ら社会的制裁もないのかもしれない(なんとなく懲戒?程度、ひょっとしたら離職して終了かもしれんな)

 

そういう社会なんだな

 

そういえば”旭川凍死事件”に関しても未だに関係者は誰も処罰されていないんだっけか?

 

「こども庁」なんて創立したって無意味であることは誰でも分かる。加害者にはなんの罰則もないのだから

やったもの勝ちだ

 

 

裁判官が「こりゃどうあがいても冤罪だね」と判決した件においても「冤罪製造未遂組織」が控訴したそうだ

当の本人たちは「冤罪」であると確定するとよほど困るのだろう。未だに謝罪すらしていないようだ

被害者側は違法捜査中に大変な思いをしているというのに、自分たちの非を認められない。内部から「捏造」が明言されているというのに指示していた上司は出世したんだったよね

悪くないと思っている(その人の中ではそうだということになっている)ことと現実的に「悪い」ことは違う、それを認識できない(認識しようとしない、認められない小さい器)人が上に立ってしまう組織(国)に問題があることもまた明白か

国を後ろ盾にした森友学園問題の佐川元局長と同様に「国として行った行為は個人に責任なし」ということで個人的な責任を取ることはないだろうし、無リスク(裁判費用もなし、税金だよね?)で「自分たちは悪くない主張」をしている国の組織である

 

この国の捜査は信用に値するのか?

 

 

世間を騒がせた医療過誤事件、2014年に起こった禁忌プロポフォール多量投与事件がある

 

 

投与した医師は未だに「私の責任ではない」として主張をしている

立派な立場におられるようだ

この件にしても被害者遺族が医師であり裁判を続けられるだけの財力があるから10年後も罪を認めさせるべく活動できるのである

これが財力がなかったらやった側の「私の責任ではない」という主張がそのまま事実であり真実となってしまっている可能性は大いにある

 

 

罰するべき人を罰さない

お金がなければ泣き寝入り

加害者は守られる

 

 

直近では国政を担う先生の裏金問題も会計責任者のみの追及で終わりそうである

 

5億?6億?合わせて7億だったっけ?

それだけの金額と人脈があればなんとかなるよね、もしもの時のお金と人脈だ

 

 

加害生徒・教員・公務員・スポーツ指導者・医師・政治家先生、みんな免責特権で裁かれることはない

「自分は悪くない」「国としてやったんだ」「個人情報だから保護される」「会計責任者が責任を取ります(先生談)」

 

罰せられるのは庶民のみか…

誰かにとって優しい社会は誰かにとっては地獄なのかもな

 

司法が機能していないケースが多すぎる

人格者が潰されて、ダメな人間が上に立ちすぎる

 

それなりに大きな事件の経過を確認していくと理不尽な結末になることがほとんどなんだな

まともな人間では太刀打ちできないケースが多い、それを利用する人間が偉くなる

だからダメ国家に邁進していることも分かる

 

そしてそのあまりにも理不尽で不公正な出来事を許す優しい国民性、それを活用するのが先生たち免責特権者である