【文中に出て来る「柴焼」は、日本の「焼き締め・締焼」とご理解いただきたい】
柴焼は、同じものが二つとして存在しない、まさに所有者一人と縁を結ぶために生まれてくる。謂わば相思相愛の関係である。
陶土が母であり、炎が父であり、柴焼はその中で生まれた命である。
また、ある人は柴焼は精霊が作り出す生命と言い表す。
日本と中国の三人の柴焼界の精鋭たちが、「柴焼芸術」を理解してもらうための三重奏の準備が整った。
2017年天台山民俗博物館に続いて、2018年1月1日から杭州の有名な文化施設「環球雅葵芸術センター」にて博方投資管理有限公司の全面的な支援の下、上海パオスの企画で「環球雅葵芸術センター柴焼展~芸術的生命~」が幕を開ける。
期 間 : 2018年1月1日~2018年1月15日
時 間 : 9:00~17:30
会 場 : 環球雅葵芸術センター
住 所 : 杭州市上城区四宜路23号
吉川惠司
草や木が大地と語り合うように
空と海が語り合うように
私の心は自然と語り合う
炎と土と木と水が調和され一つの作品となる
森大雅
土と火から生まれる生命体
神秘的な生命力を宿す作品群
李楽
自然の恵みそして伝承されてきた技術を
自らの血として産み出す作品は正に和合の本質
和合文化は元々仏教の伝来と共に伝わった生活習慣で日本人の日常生活に欠かせない価値観となった。
日本で和合の精神が象徴されるものとして、夫婦茶碗が顕著であるが、茶道の精神の根底にある「和をもって貴しと為す」(聖徳太子の言葉)であったり、神前結婚式の「夫婦盃の儀」にも見られる。
和の語源は秋の収穫を祝う祭りで天からの恵みを表した舞と楽、いうなれば「天の声」と「人の奏でる音」の調和を意味する。
合の語源は天と地のように蓋のある食器がしっかりと合わさる様を意味する。
ひいては、和は人間と自然、社会そして人間関係の様々な衝突を智慧により解決することを指す様になり、合は相合、符合そして競合などの陰陽の関係を指し示すものと解釈をひろげた。
日本の写真家高島秀吉さんが撮影した天台山の展覧会は、未来の新しい和合の形を現しているだけでなく、人類の美と祈りを表現している。
天台山民俗博物館での展示は、地元の茶道・陶芸愛好家の関心が高く開会式の日に20点近くの作品が買い求められた。
このため環球雅葵芸術センター柴焼展では、急遽新しい作品を調達したが、どうしても展示数が減少している。
主催者は「備前焼は全く同じものが作れないのが残念」と話していますが、環球雅葵芸術センター柴焼展は書や水墨画とのコラボレーションなども楽しめ、訪れる人に満足してもらえるものと自負しています。
上海派司耐特形象設計有限公司(PAOSNET)
PAOSCI DESIGN NETWORK(仮称PAOS、PAOSNET)は、最先端のCI(CorporateIdentity)とビジュアルデザインの専門コンサルティングとしてアジアCIの父 中西元男指導のもと1964年に誕生した。
1968年「PAOS」と世界で唯一 企業の経営理論と科学的ビジュアルプランニングそして組織デザインを統合したコンサルティング理論を確立し国際デザインコンサルティング領域の先駆者となる。
1992年PAOSは中国政府と学術界から招請を受けCI最先端理論と実績を紹介。1997年中国国有企業や中国ブランドの国際競争力の確立のため中西元男と文化研究者の王超鷹が中国にて専門コンサルティングを開始。
現在、他業種、大中小企業、外資、地方政府機構など200社以上の様々な業態にサービスを提供している。
またPAOSの人材資源を活用しビジュアル管理専門人材を育成・輩出し社会に貢献している。
住 所:上海市黄浦区永嘉路35号520室
電 話:021-64154989
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