和合紅娃
和合紅娃(フーフーホンワ:赤ん坊、夫婦、良縁、命の誕生などを意味する)
男女の和合により生まれる赤子、子供、子孫、子沢山などは家族の繁栄と富を表す。
夫婦(めおと)の結合は和合であり、その結果が子の数と富の象徴を表す作品。
和合紅娃は(抓阄娃娃とも記す)大昔から中国各地に存在し、造形は様々である、子孫繁栄(事業の繁栄)を願う生殖の記号として、春節や結婚式や祝う儀式に飾られてきた。
和合紅娃の手に雄鶏(おんどり)は、中国発音で鶏(ジー)と吉(ジー)は同音で、繁殖力を示し、兎を手にする場合は子沢山を表す。
お金を男の子が手にしているのは金(ジン)の発音と精(ジン)と同発音の精子、精力、そして財産、豊さを表す。
剪紙はすべて二枚の紙を合わせて剪定する、これは夫婦の和合を二枚一対で表す。
又、剪紙と共に両側に貼る春聯と言う赤い帯紙に書をしたためるのも、一対の和合の調和を示している。
団花
団花(タンファー、団欒、円満、絆、繋ぎ、循環、末永などを意味する)
剪紙の基本形は、四角形か円形で多いが、多角形もある。
四角は四方(よも)、東西南北、前後左右、つまり、周り、全部の意味する。
丸は欠けたところの無い、円満、満るの意味でめでたい吉祥にかけて、家族の団欒や、四方に散っていた家族が一つの家に戻り集まる幸せを示す。
かつての日本も炬燵の四角、卓袱台の丸は一家団欒の象徴であった。
窓に貼る剪紙は窓花と言い、花をモチーフにして、緻密ににデザイン化し、昔話、地方色を盛り込み精巧なものである。
蓮の花を例にとれば、華やかさ、美、優雅、開花、種、根と言う吉の意味が盛り沢山である、と同時に蓮(レン)は連(レン)と同発音で、繋がる、絆は団欒の骨頂と言えよう。
窓に窓花を貼ってないのは、何かの事情で散らばった家族が戻っていないことを示し寂しい限りである。十二支が用いられるパターンは、家族のみならず世界中の人間は何がしかの十二支に属しているわけで、すべて、全員、みな家族と考えれば壮大な家族とも言えてそれこそ和合の冴えたるものではなかろうか。
吉祥文字
吉祥文字(祈りや願うや魔除けなど)
文字を使って吉(良いこと)の願うを直接表現する、又デザイン化することによって、剪紙で、福、禄、喜、寿、吉、春(芽吹き、新春、盛の意)の文字に、より深い意味を入れ込む。
剪紙文字の意味は吉祥と共に長寿、福、円満、富、安などの字を持って、願い、祈り、祝福希望、増える、栄える、様々な人の心の表現の手段でもある。
剪紙の本来は絆、継続、発展が重要なテーマであり、黒(暗い)対の赤(明い:あかい) から紙の色はほどんと赤を用いる。今回めでたい春節の文字に、普段はそこの土地の風格のものを切り込むのが習わしであるが、王超鷹氏の独創的試みで、一文字の中に中国各地数十ヶ所の剪紙を盛り込みしたコラボレーション的な発想は、剪紙始まって以来初であろう。そこの土地一箇所を超えて中国全土を吉祥文字に和合、絆、団欒などを託した氏の思い、情熱が作品によくあらわれている。文字シリーズとして、今回20文字を選び、中国全土を200箇所以上の剪紙網羅している。
中國常用吉祥文字
愛 安 昂 盎 伯 寶 保 壁 碧彬 燦 才 財 璨 嬋 昌 暢 超 朝 誠 盛 熾 崇 寵 春 純 慈 聰 璀 翠 達 大 黛 丹 德 滌 敦 婀 娥 恩 芳 斐 芬 奮 豐 奉 福 甫 富甘 歌 耿 功 恭 冠 光 廣 貴 豪 好 浩 和 鶴 賀 享 鴻 宏 華 歡 煥 煌 恢 慧 惠 佳 姣 皎 潔 捷 傑 錦 晶 俊 康 魁 朗 樂 麗 利良 亮 麟 琳 玲 靈 龍 曼 茂 美 妙 明 謙 欽 清 慶 榮 潤 賞 韶 神 生 升 盛 聖 仕 壽 舒 曙 爽 順 碩 遂 泰 坦 韜 騰 拓 婉 旺威 瑋 蔚 文 武 嫵 曦 熹 細 仙 鮮 嫻 賢 顯 祥 享 驍 曉 孝 諧 謝 馨 新 欣 幸 雄 秀 煦 旭 玄 絢 勳 雅 嫣 妍 豔 揚 耀 頤 怡益 義 毅 熠 英 瑩 盈 雍 勇 優 友 愉 玉 悅 運 韻 贊 照 貞 禎 珍 振 正 直 智 衷 忠 祝 壯 卓 尊 祥 吉 瑞 美 熙 喜 祺 福 祿 高 良 優 璽 慶 嘉 彩 盛 足。
中國十大吉祥文字
福 good fortune祿 prosperity壽 longevity喜 happiness財 wealth/money
和 harmonious愛 love,affection美 beautiful,pretty吉 lucky德 virtue
春節の喜び
剪紙(切り絵)に込められた吉祥の意味
中国古代から、現代にいたるまで、長く表現され続けたテーマは、吉祥である。
吉祥を表す物事はどのようなものであろうか、日本の皆さんだけではなく、中国の若者もほどんとわからないという。愛の喜び、命の誕生、生活豊かさ、収穫の楽しさなど、良いことなら、すべて神様から、吉祥を与えるものと中国人は思う。
なぜ、剪紙は吉祥のテーマを表現しやすでしょうか?それは言葉や、文字、高度な知識はいらなくでも、はさみの紙だけで、母親は子供に語れる風習は、昔の中国の各地にありました。
御一緒に「切り絵」を楽しみませんか
今回の講演は、剪紙(切り絵)に込められた吉祥の意味と表現の楽しさを解釈していく。講演は吉祥の意味をあらわす図版により、説明を行うほか、展覧会場にあった作品や、王氏自ら紙を切りながら、いくつの吉祥文様を取り上げるとわかりやすい内容を考えました。
剪紙(切り絵)の遊びをしませんか?
時代は移り変わり、剪紙(切り絵)は高度な機械や人口知能の背景に消えていく中、近年伝統の美に対する関心は高まり、両手の動きのよって脳を活性化する研究も進んできた、手を動かす剪紙(切り絵)は、自己能力開発や老人ぼっけ防止、さらに身体の協調性など、かなり役に立つと信じています。
剪紙(切り絵)は、はさみと紙さえあれば、費用は掛かりません、場所にもこだわらないです。特に王超鷹先生が教える剪紙(切り絵)は、レベルや年齢など、まったく関係なく、すぐ遊べます。多分あなたご自身も驚くかもしれない、わずか一、二時間で、思った以上きれいな作品ができます。是非お申込みください!