昔の映画『酒とバラの日々』ではないですが、
「本と映画とのんの日々」です
森博嗣著『そして二人だけになった』再読を終了いたしました。
最初の出だし100Pくらいは説明なので面白くないのですが、
それを過ぎるとジェットコースターの様に面白い本格ミステリでした。
皆さんは余り森作品を読まないので、
ネタバレをジャンジャン書きます
ホンマかいな?
かなり複雑な本格です。
そして、最初から倒叙ミステリです。
倒叙は頭がくるくる回って訳が分からなくなります。
再読ですが全然作品を思い出さなくて新作を読んでいる様な感じで大儲けしました。
ですが結論はやはり森ワールドでぼやかしている。
ぼくには分からない最後でした。
巨大な橋を支えるアンカレイジの中に密かに造られたシェルター。
外界と遮断されたクローズドサークルと密室殺人の世界。
そこに集まった関係者6名のうち4名が殺害される。
リーダーは盲目の天才科学者・勅使河原潤になりすました影武者の弟で、
そのアシスタントを務める森島有佳も双子の妹がなりすましていた。
本書ではなりすましの弟と妹の名前は書かれていない。
全て勅使河原潤の弟、森島有佳の妹として書かれる。
4名は設計等に携わった委員会のメンバーたち。
だが到着して早々に事故が発生して出口は塞がれ、
外部との連絡も絶たれてしまう。
そんな中で連続殺人が発生して次々とメンバーは殺され、
遂には偽物二人だけになった。
何が本当で何が偽りで何が存在して何が存在していないのか。
終章とプロローグで謎解きはあるが理解不能でした。
誰か読んで教えて欲しいです。
真犯人は動機は何なのか?
全ては多重人格の仕業なのか?
夢中になって読んだけど真相が皆目分からないたごさくでした。
一応自分なりの考えはありますが五里霧中です
森作品で初めて読むラブシーンもありました
*台風は何事も無く通り過ぎてしまいました。
雨は降りましたが何事も無く良かったです。
*次は図書館予約中の、
穂波了著『月面にアームストロングの足跡は存在しない』の連絡待ちです。