たごさくの青春記その➉~学生時代は生涯で一番の蹉跌 | たごさくの本格ミステリー倶楽部&山野草

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島田荘司先生の大ファンで、本格ミステリ一筋ン十年。
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            (横浜・馬車道)

    昔の映画『酒とバラの日々』ではないですが、

       「本と映画とのんの日々」ですニヤリ

 

K百貨店に勤務して3年目に入ったころだと思う(忘れている)

挑戦をしたい事がムクムクと頭を持ち上げてきた。

これは高校時代から心の底に持っていたある意味無謀な野望と思われる事だった。

 

同期入社のK君も将来的にインダストリアルデザインをしたい気持ちがあり、

彼はインダストリアルデザインを目指し、

ぼくは文学部を目指して受験を決める。

でも、もう3年間も勉強をしていないのがネックになるも、

開学数年の某大学は筆記試験と面接だけであったので二人でチャレンジをした。

見事合格を果たしてからもう半世紀が過ぎた。

 

最悪の学生時代はここから始まる。

ぼくはK百貨店時代での配属先の課は全員先輩で後輩は無し。

21歳で大学入学までの3年間の勤務で後輩は一人も配属されなかった。

そう云う訳でもないが年下と話をするのは今でも苦手だ。

 

大學の同期は全員自分より年下なので考え方が違うので話に苦労をした。

中々本当の友人が出来ないでずっともがいていた時代だった。

ここに来るのではなかったと後悔ばかりしていた。

 

入学してからは夏休みまでは真面目に講義に出ていたが、

夏休みがすぎると怠け病が出た。

天王寺まで列車には乗って行くが、

そこで映画を観て帰る日が多くなった。

駅で立ち食い蕎麦を食べ映画に行きパチンコも行く。

煙草も吸うようになった。

今までの真面目な自分の初めての自堕落(じだらく)な生活。

裕福な家ではなかったので情けない思いで大学生活を送った。

ぼくにとって無為な4年間の学生生活だった。

 

蹉跌と呼ぶほどの大そうな出来事ではないが、

ぼくにとって生涯最悪の4年間だった。

 

一つも良い思い出もなく卒業はまぐれで出来たと今も思っている。

卒業ができるかどうかの悩んでいる夢を30台になっても良く見た。

 

なので大学時代の話は殆ど誰にもしたことがない。

大学時代は最悪でした。

反対に、

K百貨店時代は最高でしたニコニコ

まぁそう思うのも過去の時代の幻想なのでしょうか?

 

蓮はまだまだ咲いてます

 

 

 

*今読んでいる本は森博嗣著『そして二人だけになった』

   ハードカバー417P