酒とバラの日々』ではないですが、
「本と映画とのんの日々」です
湊かなえ著『白ゆき姫殺人事件』を観た。
イヤミスの女王湊かなえ先生の真骨頂の作品ですが、
『告白』にしても映像にするとイヤミス度が良い塩梅にミステリーされて観ていられます。
原作で読むようなイヤミス度(後味の悪さ)をそんなに感じない。
元々映画とはそんな世界を描いた作品が多いから木は森に隠せと云う様に、
イヤミス度が進まるのでしょうか。
主要人物
城野美姫:井上真央
赤星雄治:綾野剛
狩野里沙子:蓮佛美沙子
三木典子:菜々緒
『国定公園・しぐれ谷で誰もが認める美人OLが惨殺された。
全身をめった刺しにされ、その後火をつけられた不可解な殺人事件を巡り、
一人の女に疑惑の目が集まる。
彼女の名前は城野美姫。
同期入社した被害者の三木典子とは対照的に地味で特徴のないOLだ。
テレビ局でワイドショーを制作するディレクター・赤星雄治は、
彼女の行動に疑問を抱き、その足取りを追いかける。
取材を通じてさまざまな噂を語り始める、美姫の同僚・同級生・家族・故郷の人々。
「小学生の頃、よく呪いの儀式をやってたって。
被害者の殺され方が呪いの儀式と同じでしょう?」
「犯人です、間違いありません!」。
テレビ報道は過熱し、ネットは炎上。
噂が噂を呼び、口コミの恐怖は広がっていく。
果たして城野美姫は残忍な魔女なのか? それとも──。』
1つのネットの投稿が燎原の火の様に広まり、
そこに新しい火の手が上がり燃え尽くしていく様は恐怖を憶えます。
惨殺された白ゆき姫のOLに菜々緒。
嫌疑をかけられた地味なOLに井上真央。
井上真央さんは地味な身なりをしていますが、
ぼくには井上真央さんが白ゆき姫のに見えました。
個人的な感想ですが、
作品的には『告白』が秀一な作品なので、
今作も面白かったのですが、『告白』には勝てないですね。
見劣りがしました。
でもドンデン返しもあり面白かったです。