月原渉著『九龍城(くーろんじょう)の殺人』読了 | たごさくの本格ミステリー倶楽部&山野草

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月原渉さんの『九龍城(くーろんじょう)の殺人』を読了いたしました。

もしかして『使用人探偵シリーズ』かも知れないと少し期待してページを繰る。

それを見て瞬殺で『使用人探偵シリーズ』ではないと分かりました。

    1980年代、香港。

 

『九龍城(くーろんじょう)の殺人』は、

最後の怒涛のドンデン返しは面白かったですね。

でも○○はどこかに書いてあったのですかね。

『死んだ母のルーツ香港に、私は向かった。

裏社会の長である祖母に遺骨を渡すために――。

同世代の二人の香港女子に出会い、徐々に知らされる光と闇。

暗黒市場に欲望が渦巻き、女だけが入れる城が謎を孕む。

富と貧困を支配する九龍城の奥で、異様な連続殺人の幕が開く……。

残された麻雀牌、切り取られた指。謎の血手形が意味するものとは。

忌まわしき真相とは。本格ミステリーの傑作。』

     新潮社より

 

①新垣風18歳と従姉妹のシャクティ18歳。

  二人の大冒険譚です。

②もの凄く込み入った話ではないですが、

  込み入った話でした叫び

③探偵役は思った通り○○○でした。

④密室殺人の謎は半分当たりましたが・・・

⑤新垣風が持って行った大事なもの麻雀牌の發の謎。

⑥浴室の密室殺人の謎。

 これは動機は分かりませんでしたが誰が殺ったのかは分かった。

 全体的な動機は納得でした。

⑦探偵役は早い段階で分かった。

⑧中国の固有名詞・名詞等のカタカナ表記は中々覚えられないので苦労をした。

 まだ欧米ののカタカナ表記邦画マシです。

⑨『使用人探偵シリーズ』も『館』なので本作といつかは交わるかも知れないと妄想している。

 今作は続編やシリーズ化は出来ないと思います。

➉『使用人探偵シリーズ』ではないが面白かった。月原氏の文章は読み易くて嬉しいですね。

 

今回は纏める気力がなかったのでこの表記にしましたショボーン

 

*今は福ミス受賞作:白木健嗣著『ヘパイストスの侍女』を読んでいます。

 

*台風は今一番和歌山県に近い所だと思っています。

 今回は比較的距離がありますので少し安心です。

 皆様方に被害がありません様に。