百鬼夜行(京極堂)シリーズは順番通りに読んでください | たごさくの本格ミステリー倶楽部&山野草

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            (横浜・馬車道)

        百鬼夜行(京極堂)シリーズは順番通りに読んでください

        (今更こんな分かっている事は書かないでも良いと思いますが・・・)

               赤字は加筆修正です。

                                2017年9月6日更新

                                2019年7月17日最新更新

         凡そ2年ぶりの更新です。

         そして公式と同じく百鬼夜行シリーズとしました。

         ぼく的には「京極堂シリーズ」の方が好きです。

 

 

        京極夏彦さんの百鬼夜行(京極堂)シリーズも、

        御手洗シリーズと同じように、

        リアルな時系列で書かれているため、

        これはお約束のことです。

        途中の作品をチョイスして読んだ場合は、

        あとで必ず後悔をします。

                 原作の時代設定は諸和20年代です。

 

1、姑獲鳥の夏(うぶめのなつ)(1994年9月発売)

2、魍魎の匣(もうりょうのはこ)(1995年1月発売)

3、狂骨の夢(きょうこつのゆめ)(1995年5月発売)

4、鉄鼠の檻(てっそのおり)(1996年5月発売)

5、絡新婦の理(じょろうぐものことわり)(1996年11月発売)

6、塗り仏の宴 宴の支度(ぬりぼとけのうたげ うたげのしたく)(1998年3月発売)

7、塗り仏の宴 宴の始末(ぬりぼとけのうたげ うたげのしまつ)(1998年9月発売)

8、陰摩羅鬼の瑕(おんもたきのきず)(2003年8月発売)

9、邪魅の雫(じゃみのしずく)(2005年9月発売)

10、百鬼夜行ーー陰(1999年7月発売)

11、百器徒然袋――雨(1999年11月発売)

12、今昔続百鬼ーー雲(2001年1月発売)

13、百器徒然袋――風(2004年7月発売)

14、百鬼夜行ーー陽(2012年3月発売)

15、今昔百鬼拾遺 鬼(2019年4月発売)

16、今昔百鬼拾遺 河童(2019年5月発売)

17、今昔百鬼拾遺 天狗(2019年6月発売)

18、今昔百鬼拾遺 月(2020年8月発売) -

   『今昔百鬼拾遺 鬼』『今昔百鬼拾遺 河童』『今昔百鬼拾遺 天狗』を1冊にした本

 

 

京極堂シリーズは9冊(最初は講談社ノベルス、現在は文庫で読めます)発売をされております。

本格ミステリー+妖怪です。

「邪魅の雫」で予告があった「鵺の碑」はとても残念ですが未だに未発表です。

しかし最近著者が出版する旨の発言をしております。

 

京極堂シリーズに登場する人のキャラが最高です。

ぼくが一番好きなのは薔薇十字探偵社の捜査をしない榎木津礼次郎です。

その変人ぶりには魅入られました。

 

中禅寺秋彦(ちゅうぜんじ あきひこ)=御手洗潔

関口巽(関口たつみ)=石岡和巳

として読めます。

 

中禅寺は武蔵晴明神社の宮司であり古書店主であり拝み屋。

「この世には不思議な事など何もないのだよ、関口君」と云う言葉が有名。

 

関口巽は石岡君と同じ小心者の作家。

 

以下はぼくの大好きな榎木津礼次郎が主演です。

京極堂は助演で出ております。

1、百器徒然袋――雨(1999年11月発売)

2、百器徒然袋――風(2004年7月発売)

 

京極夏彦さんの作品に出会ったときのビックリ度はマックスでした。

正直、こんな小説は初めてで、ノベルスの厚さと文章に圧倒されました。

 

因みにぼくの一番好きな京極堂は2冊あります。

「魍魎の匣」と「塗り仏の宴 支度・始末」です。

膨大な伏線を全て回収しての圧倒的な作品です。

 

 

「魍魎の匣」書影