「2021年10月5日にリリースされたWindows 11は高性能な分だけ仕様条件が厳しいため、低性能の古いPCはアップグレードすることができない。」
「これまで21H2→22H2→23H2とバージョンアップする度に抜け道のような裏技が見つかり、非公式に古いPCをアップグレードすることができた。」
「ところが24H2ではsourcesというファイル内にあるappraiserres.dllに、同名のファイル (0KB) を上書きする方法ではシステム要件を回避できない。」
「そこで今回は別の方法でシステム要件のチェックを回避して、コマンドプロンプトからUSBメモリーを起動しアップグレードする方法を紹介する。」
型番: ソニー VAIO Fit 15A SVF15N28EJB
CPU: インテル Core i7 4500U
メモリー: 4GB→16GB
Wi-Fiカード: Wi-Fi 4→Wi-Fi 7
ディスク: HDD 1TB→SSD 1TB
①Windows 11をUSBメモリーもしくはISOイメージファイルでダウンロードしてインストールメディアを作る。
※21H2、22H2、23H2にアップグレードする場合は、sourcesというファイル内にあるappraiserres.dllに同名のファイル (0KB) をメモ帳などで作成し、コピーで上書きする方法も可能。
→appraiserres.dll (ダウンロード)
②コマンドプロンプト (管理者として実行) を起動して、USBメモリー (ドライブ文字) を「○:」と入力してEnterを押す。
④setup.exeというアプリケーションが自動的に起動したら、「インストールの品質向上に協力する」のチェックを外し、「セットアップでの更新プログラムのダウンロード方法の変更」をクリックする。
⑤「今は実行しない」をクリックする。
⑥システム要件のチェックの画面が回避されて突破できたら成功。
Microsoft: Windows 11 (22H2)
「古いPCをWindows 11にアップグレードする方法はいくつかあるが、この方法であれば確実にシステム要件のチェックを回避できるはずだ。」
「すでに古いPCでWindows 11 (21H2、22H2、23H2) を使用している場合でも、最新の24H2にアップグレードして使用を継続することが可能だ。」
「ただWindows 10以前のOSは24H2にアップグレードしようとするとエラーになるため、一度23H2にアップグレードした後に実行する必要がある。」
「また古いPCでWindows 11を使用するのは無理があるので、必ずしも快適にはならず、不具合が発生する可能性が高いことは想定した方がいい。」