「2021年10月5日にリリースされたWindows 11は高性能な分だけ仕様条件が厳しいため、低性能の古いPCはアップグレードすることができない。」
「これまで21H2→22H2→23H2とバージョンアップする度に抜け道のような裏技が見つかり、非公式に古いPCをアップグレードすることができた。」
「ところが24H2ではsourcesというファイルの中にあるappraiserres.dllに、同名のファイル (0KB) を上書きする方法ではシステム要件を回避できない。」
「そこで今回は別の方法でシステム要件のチェックを回避して、コマンドプロンプトからUSBメモリーを起動してアップグレードする方法を紹介する。」
PC: SONY製 VAIO SVF15327EJB
OS: Windows 8.1 Home→Windows 11 Pro
CPU: インテル製 Pentium 3556U
メモリー: 4GB→16GB
ディスク: 東芝製 HDD 1TB→Samsung製 SSD 1TB
①Windows 11をUSBメモリーもしくはISOイメージファイルでダウンロードしてインストールメディアを作る。
②コマンドプロンプト (管理者として実行) を起動して、USBメモリー (ドライブ文字) を「○:」と入力してEnterを押す。
④setup.exeというアプリケーションが自動的に起動したら、「セットアップでの更新プログラムのダウンロード方法の変更」をクリックする。
⑤「今は実行しない」をクリックする。
⑥システム要件のチェックの画面が回避されて突破できたら成功。
Microsoft: Windows 11 (22H2)
「古いPCをWindows 11にアップグレードする方法はいくつかあるが、この方法であれば確実にシステム要件のチェックを回避できるはずだ。」
「すでに古いPCでWindows 11を使っている場合でも、2024年10月1日に公開された24H2にアップグレードすることが可能だ。」
「ただ古いPCでWindows 11を使うのは無理があるので、必ずしも快適に使えるようになるわけではないということは了承していただきたい。」
「また今のところはWindows Updateで更新プログラムを受信できているが、今後は受信できなくなる可能性もあるため注意してほしい。」