こんにちは
5月も半ばに入り、季節は春から初夏へと移り変わりました。
街を彩るお花もツツジからアジサイへと変わりだしている所があり、
早くも梅雨の足音さえ聞こえ始めています。
5月は花粉も落ち着き、気温的にも快適でストレスが少ないため、
一年の中で最も好きな月です。
そして、この時期はなにより新緑が美しい!
よく初夏は緑が濃いと言ったりしますが、これは気のせいではありません。
そもそも葉っぱが緑色をしているのは葉緑素を持っているためで、
言わば、これが“緑の素”なわけですが、その葉緑素が満タンになるのが5月など初夏なんです。
新しい葉っぱが出始めるころ(3月下旬くらい)は葉っぱの色は黄緑色をしていて、
だんだんと葉緑素が増えていくにつれて、緑色が増してきます。
そして、この葉緑素を増やす原動力となるのが“日射”。
日差しをたくさん受けることで、緑はどんどん濃くなっていくわけです。
実際、東京の月別全天日射量(平年値)を調べてみると、5月が一番多いのが分かります。
意外にも、真夏の7月や8月よりも多くなっているんです。
晴れた日は青空のもと、日差しでキラキラする新緑は美しいですし、
雨が降っても、雨粒が緑をみずみずしく見せてくれます。
また、地面に目を向けると、水たまりに映る緑も、この時季ならではの景色かなって思います。
緊急事態宣言発令中の5月ですが、濃くて力強い緑から元気をもらいたいですね。