こんにちは

きょうの東京都心は冷たい雨が降っていますね。
気温は昼間でも15℃に届かず、上着が必要な肌寒さとなっています。
風邪をひいている方も多いですから、体調管理にお気をつけください。


そんな中ではありますが、
私は週末、森美術館で開催中の「サンシャワー ~東南アジアの現代美術展~」に行ってきました。



1980年代以降の東南アジアの現代アートを紹介する展覧会。

音声ガイドを聞きながら見て回ったんですが、斬新なデザインのアートをたくさん見ることができました。


”サンシャワー”は、英語で「お天気雨」を意味する言葉ですが、
作品にも、天気に関するものがありました。


特に最後に展示されていたのが、「荒れそうな空模様」という作品。



1200個の風鈴が天井いっぱいに飾られ、チリチリと風鈴の鳴る音が会場中に響き渡っていました。



風鈴は東南アジアでは5000年前に起源があるそうで、当時は貝殻や竹材、骨や木、石などの自然素材で作られていたんだそうです。

日本では昔から涼をとるために使われていますが、
東南アジアでは、野生鳥獣による農業被害への対策や、漁師への嵐の警告などに使われていたんだとか。


夏に涼しさをもたらしてくれる風鈴が、
東南アジアでは、嵐から身を守るために使われていたということに、風鈴の新たな一面を見ることができました。

「サンシャワー ~東南アジアの現代美術展~」は、来週月曜日10/23まで六本木で開催されています。
 お時間がある方は、ぜひ、足を運んでみてくださいね。
(作品は一部、写真撮影が許可されています)