防水処理も完了し、なんとなくウキらしくなってきました・・・

次は、ウキの命、浮力調整を行います。

とはいっても、浮力調整、けっこう大変です。

00、000になると微妙なさじかげんとなります。

プロの中には、ウキを大量に作って、完成したものが、どの浮力

にあてはまるか最後に浮力を決定する方法をとる場合もある

ようです。

しかし・・・多くの桐材と手間が必要になりますので、なかなか

一般では難しい・・

というわけで、私の場合、以下の方法で行っています。

まず、ウキ上部から出たパイプを糸ノコで丁寧に

切り落とします。

その後、千枚通しをパイプ上から刺し、木槌で叩いて

真鍮とおもりをひっこ抜きます。

この時点で、ウキは瞬間接着材で真鍮パイプと仕込んだ

おもりが固定してあるのですが、パイプをハンダゴテで、

温めてから行うと簡単に抜けます。

瞬間接着剤の多くは、80度に達すると、接着力が落ちます。

この性質を利用すれば、簡単にとれてしまうというわけです。

また、抜き取る前には必ず、オモリとウキ本体をまたぐかたち

で必ず目印を入れておいてください。

これがないと、後で元に戻す時に位置がずれてしまい、

また削りによる調整が必要となってしまいます。

上記で仕込んだウキ+オモリが抜けたら、板オモリを真鍮に

巻き込むかたちで浮力の調整を行っていきます。

ウキ本体(桐材部分)は、これを想定して前もって、少し余分

に空洞があるはずです。

ここの巻き込んだ板オモリが収まるようにします。

この後は、ひたすら調整・・・

板オモリを少し巻いてはパイプ+オモリを本体に戻し、

ハリスに狙った浮力のガン玉をつけ、これをパイプに

通し、爪楊枝などで、固定し浮かべながら、

沈んだら、板オモリの量を減らし、浮かび過ぎたら、

量を増やす・・・

これで微調整を行っていきます。

それでは、今日はこの辺で・・・

次は、調整後の処理と塗装の前段階に入ります。

※釣りに行くときは、ドッグタグもぜひ・・・

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