私は、肥後の中世について調べているのですが、本の内容で、意味合いが違う点も見られるので、「肥後古記集覧」、「北肥戦記(九州治乱記)」、「歴代鎮西志」について、それぞれ正確な成立年代と作者(編者)を調べました。
1. 肥後古記集覧
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書かれた年代(成立推定):
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文政年間(1818年〜1830年)と推定されています。
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作者(編者):
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大石 真麿(おおいし ままろ)
*概要: 肥後(熊本)の中世以来の古記録、寺社縁起、系図、戦記など55種を集大成したものです。
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2. 北肥戦記または 九州治乱記
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書かれた年代(成立推定):
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寛永年間(1624年〜1644年)頃から書き始められ、完成は寛文年間(1661年〜1673年)以降、17世紀中頃と推定されています。
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作者:
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馬場 宗善(ばば そうぜん)
*概要: 肥前(佐賀・長崎)を中心とした九州の戦国時代から江戸時代初期にかけての治乱の歴史を記した軍記物です。
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3. 歴代鎮西志
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書かれた年代(完成):
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明治8年(1875年)
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作者(編者):
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犬塚 盛純(いぬづか もりずみ)
*概要: 九州地方(鎮西)の歴史を、特に鎮西探題に関する記録を中心にまとめたものです。明治初期に公的な歴史編纂の一環として作られた資料です。
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では、信憑性は現在では、どう評価されているのでしょうか
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なるほど、古いほど信憑性が有るのかと思いましたが、軍記物は、面白く書かれているので、信憑性は低いのかと、改めて、当時より書き手と読み手の心境が、現代と変わらないのだなと興味深いものでした。 |
当時の日記が有れば、一番信頼性が有るのですが、中々筆まめの人がいて、なおかつ、戦や災害から現在まで伝わっているものが、殆どない状態というのは、広域な範囲で、当時の断片的なやり取りから推測するしかありませんね。