今日の午前診療が終了後、大村市内の高校の生徒さん約700人に対して子宮頸がんワクチン接種の重要性についての講演をしてきました。子宮頸がんはヒトパピローマウイルスの感染によって発症することがわかっていること、このウイルスはワクチンによって予防が可能なこと、日本は諸外国に比べてワクチンの接種率が低く、他国は罹患率が年々減っているのに、日本だけは増加する予想であることなどを話しました。このままワクチンの低接種率が続くと、日本における同ウイルスの感染によって発症する子宮頸がんがますます増加することになるでしょう。この危機感を今日の講演で伝えたつもりです。今日の講演を聞いて、ワクチン接種を希望する生徒さんについては学校の保健室などで集団接種することになると思います。一人でも多くの生徒さんが接種を希望されることを祈ります。