ネットニュースなどで「RSウイルス」の流行が例年(10月頃から)より早く始まり、患者が急増していることが、国立感染症研究所のまとめで分かりました。地域別では東京都や大阪府、福岡県、宮崎県で患者が多いそうです。長崎県内も流行が認められるようですが、大村市内の実態についてはよくわかりません。当院でも検査こそしていませんが、このウイルスに感染しているのではないかと思われるこどもさんが来院されます。ほとんどの方は対症療法のみで症状が改善されますが、乳児とくに3ヶ月未満の赤ちゃんは細気管支炎をおこすことがあり、要注意です。またこのウイルスは呼吸器だけでなく、脳症などの中枢神経系の異常を引き起こし重篤な経過をとる場合があります。特に赤ちゃんがいる家庭では手洗いを徹底し、せきの出る時にはマスクの着用をするなどして赤ちゃんへの感染を防いで欲しいものです。手洗い