皆さんこんばんは。
長らくサボってしまい申し訳ございません。
しばらく涼しい日が続いたので・・・・・。
今日からまた暑くなりそうですね。
さて。
前回のお話しの「黒い生霊」の続きです。
場所は、前回と同じビルの一階。
かつてMOGA・BROOK Beauty Studioがあったところ。
入ってすぐ右にある、トイレが今回の舞台です。
このトイレは、一階のドアを開けて階段を降りたところにある、ちょっとおしゃれな作りでした。
階段を下りるとこんな感じ。
まあ、地下にあるのと間接照明とで、ちょっと暗いと言えば暗いですが、べつに普通のトイレでした。
でも。
ある日。
私のお客様がこんなことをおっしゃいました。
「横って、便座の横ですか?」
「そうそう、青い小さなドア」
「・・・・・・」
イエ、確かにドアはあるんですよ。
でも。
その中は。
普通に倉庫なんです。
天井が低いから背をかがめて入らなければいけないような。
掃除機とか、トイレットペーパーとか、滅多に使わないものとかが入っている物置なんです。
「もう、Hさんたら~~~まさかあ~~」
「だって~~」
「オホホ、そうよねえ」
「なんで、そう思ったんですか?」
「ええ、あのね」
「お弁当でも食べながらおしゃべりしているのかと思ったわ」
「・・・・一階のサロンの女の子たちの声じゃないんですか?」
「う~ん、サロンなら階段の上から声が聞こえるでしょ。トイレに向かって左のドアのすぐ傍で聞こえたから」
「・・・・Hさん」
「はい?」
「ここを引っ越しするまで、女の子たちにはそのこと言わないでくださいね」
「あら、だれか気づいてるんじゃないの?」
「ウチにはそんな敏感な子はいないと思いますよ。怖がりはいますけどね」
・・・・というわけで。
MOGA・BROOKのスタッフがこのことを知ったのは、この場所を引き払ってからのことでした。
それにしても。
一体、あの倉庫には。
誰がいたんでしょうね。
そして、まだいるんでしょうか。
まだまだ続く。
「いたずら者の来訪者」へ。