元旦には、家族そろってお雑煮を食べます。
「夫婦の雑煮別れ」なんて言葉があるくらい、土地や家庭によってお雑煮って違いますよね。
田賀家のお雑煮は、福井県鯖江市のものです。母と妹が作ってくれます。
まず。
具の入っていない本当の「味噌の汁」です。味噌は普通の合わせ味噌です。
そして。
丸餅は焼かずにそのまま入れます。
これが、田賀家の伝統的なお雑煮です。
普段の味噌汁に餅を入れただけ。
いや餅しか入れないので、むしろ味噌汁よりも具が少ない。
もはや。
質素を通り越して。
貧相。
初めて他県で、おすましや白味噌、焼いた角餅や、人参や鶏肉やミツバが入ったお雑煮を見たときには「おしゃれだな~」って思いました。
とはいえ、代々受け継がれてきた、大切な家族の味です。一緒に食べるのが何よりのご馳走ですね。
朝食の風景。
お雑煮のほかには、千枚漬や出汁巻き卵、ほうれん草やトマトやポテトサラダ、かまぼこやハム、鯛の昆布締めなど、ちょっと脈絡のないメニューがぞろぞろと並びます。妹の黒豆が唯一お正月らしさを出しています。
鯛は父が福井から持ってきました。うろこをとり、切ってお湯を掛けて松皮づくりにします。
それを母が昆布に巻いていきます。しばらくすると、美味しい昆布締めの出来上がり。お塩でいただきます♪
元旦には家族で初詣に行きました。
今年もみんな、みんな健康で過ごせますように。