子どもが失敗しないように寄り添いたい親 | 不登校のお母さん 藤平紗榮

不登校のお母さん 藤平紗榮

不登校カウンセラー
不登校講座認定講師
親の会主催
お話会開催
子どもの本当の自立、心からの回復
不登校の子どもが私に教えてくれたこと

こんにちは、不登校のお母さん、藤平紗榮です。

 

前回に引き続き、不登校のお母さんからの相談にのっていて

思うことをお話していきます。

 

今日は、子どもが失敗しないようにと思っている、そう親だから

失敗して傷つかないように、うまく行きますようにって祈ってる

それが親ですよね。。。

 

失敗は成功のもと

っていうし、分かってるんだけど、不登校という大変な出来事が

あったら、なるべく傷ついて欲しくない。。。

それが親の気持ちですよねd。。。

 

じゃあ、失敗しないように、手を出し、口を出すのか????

 

私は、その失敗について言及したい、失敗って何を指して言うの?

学校に行けるようになって、また行けなくなったら?

それとも、友達とうまくいかなくなって傷ついたら?

バイトすることになって嬉しいけど、人間関係でつまづいたら?

仕事はじめて、キツクてすぐ辞めちゃったら?

 

それを失敗と言いますか?

私はそれを失敗だとは思いません。。。

 

子どもの人生においての通過点、人生で課題にぶつかったと思い

ます。。。何かを気づくために起こるべくして起こった課題…

だから何を気づいて、何を思って、次に何を行動するかが大事で

あって、それを親が邪魔をしたらいけないのだと思うのです。。。

 

それこそ、親が邪魔をしてしまうことが失敗なのではないか?

とさえ思ってしまいますが。。。

 

分かりますか?ちょっと説明が難しいかも?と思いますが。。。

 

私の長男が、就職して3日目にして

『仕事を辞めたい』と言ってきた時に、どうするかです。。。

せっかく面接をして受かって仕事はじめたのに、3日で???

って思うし、そんなにすぐ辞めたら良くないよなぁとか色々

思うところはありますね。。。

そこでソレを本人に言いますか?言ったらお子さんはどう思いますか?

『そんなの言われなくったって、わかってるよ』と怒ります。。。

 

わが家の長男の場合は、LINEで会話していたこともあって、直接話して

いるよりも、冷静に対応できたこともありましたが、、、、

まあ、ハッキリ言ってどう答えたらいいか悩みました。。。

そして一回パス。。。(笑)

長男『仕事を辞めたいんだ』

私『・・・・・・。』すごくショックだった、実際。

長男『仕事を辞めようと思うんだけど』

私『そうかぁ。。。』

長男『これからの人生のために1け月はやろうと思う。』

私『そうなんだ、1け月はやろうと思うんだ』

長男『僕は中卒だと自分の希望する仕事に就けないと思うんだ。。

   だから、辞めたあと、高校に行きたいんだ』

私『そうなんだ、高校に行きたいんだ、いいんじゃない?』

 

っていう会話でした。。。

この会話の中で、私の希望、理想などを口出したら、1け月と言わず

すぐに辞めてしまったかもしれないし、高校にも行けなくなってしま

ったかもしれない…

それこそ、失敗というのではないのか???

と思うのです。。。

 

長男は、一度就職して、辞めたけれど、そこで気づいたことがある

し、その気づきが本人のこれからの人生に必要な事なのだと。。。

我慢して仕事を続けることばかりが成功じゃない…

自分の気持ちに正直になり、自分で決断し、選択をしていく。。。

 

ただ、会話中は、焦って、余計なことを言いそうになりますよ。。。

何をもって失敗とするのか?捉え方を親が変えることで、失敗と思う

ことが成功になってしまうのです。。。

 

この出来事をせっかく就職したのに、1け月で辞めたんだね。。。

とだけしか捉えられなかったら。。。

 

それこそ、子どもの人生を大きく変えてしまうことになっていた

かもしれない。。。

 

私はソコを大事にしています。。。

不登校のお母さんのサポートをしていく中で、そのお母さんが見えて

いない、出来ているところを見る、気づいてもらう。。。

 

この出来事を受容できた時に、私自身も自信になり、悩んでいる

お母さんたちのサポートがしたいと思いました。。。

 

次のお話しも不登校のお母さんたちの相談にのっていて思うことです。。。