こんにちは、不登校のお母さん、藤平紗榮です。
前回に引き続き、長男の不登校の軌跡についてのお話しです。
本人の中で、辞めたいけど、1け月はがんばると決めたわけ
ですが、
さて、じゃあ、どうする?となりますよね。。。
急に行けなくなる場合もあるかもしれませんが、就活から
順序立てて、形式を重んじていた長男なので、辞める時も
どうしたらいい?と相談がありました。。。
礼儀と常識を気にしていました。
・辞めたいという事を社長に話す
・いつまで仕事するとか社長と相談する
3日目で仕事を辞めると決めて、社長に話をしたのが、確か
2週間くらいだったかな?
社長には何て話したらいい?って
本人の気持ちを聴いて整理しました。
・辞めたいこと
・採用してもらえて働くことができて感謝していること
・これから高校に行くこと
辞めることを話すのって緊張するよね、私でもそうだもの。。。
本人の不安もどう話していいか、分からないところでした。
仕事終わりか、忙しくない時間帯を選んで
「お話しがあるのですが、大丈夫ですか?」
後で聞いたら、社長もとてもいいこと言ってくれてたなぁと
長男「色々考えて仕事辞めたいと思います。」
社長「そうか、会社としては引き留めないけれど、あなたが
決めたことだから応援します、辞めたら、違うところ探すの?」
長男「高校に行こうと思います。」
社長「そうか、それがいいよ、これからなんでもできるよ」
長男「雇ってもらって、感謝しています。ありがとうございます。」
社長「1け月の試用期間としていたから、職歴に傷はつかない
ようにしていたんだよ。辞める時期は料理長と相談するから」
みたいな会話だったらしいのです。。。
中卒で就職して、仕事について何もわからない子どもに対して
とても分かりやすく、心の部分もケアしていただけた会話だなぁと
まぁ、何も知らない、不登校だった中卒の子どもを雇っていただい
たわけですから、教えながらサポートをしていくという考えはお持
ちだったのでしょう。
長くは続かなったけれど、いい社長に出会えたなぁと感謝です。
一度、仕事してみないと、『高校に行きたい』と思えなかったよう
です。遠回りかもしれないけれど、必要なプロセスでした。
自分で決めて、動くこと。
親は、待つ。
「まずは高校に行った方がいい」という言葉を言わない。。。
そして、1年半遅れで、通信高校に入学しました。
次のお話しは通通信高校のお話しです。