課題の分離って良く聞くけど | 不登校のお母さん 藤平紗榮

不登校のお母さん 藤平紗榮

不登校カウンセラー
不登校講座認定講師
親の会主催
お話会開催
子どもの本当の自立、心からの回復
不登校の子どもが私に教えてくれたこと

こんにちは、不登校のお母さん、たえぞうです。

 

前回は過去の再定義をしてみることについてお話ししました。

 

今日は良く聞く『課題の分離』について、私の解釈をお話しします。

 

アドラー心理学を学んでいると、必ず出てくるのが課題の分離です。

子どもの課題について、親が勝手に手や口を出してしまう…

子どもだけではなく、周りの人間関係においてもなのですが…

子どもに限らず、親や夫、親しい友達などについても、どうしても

『私がなんとかしなくては』という想いが湧いてきて、相手に

入り込みすぎてしまいます。

 

会社の人くらいの距離の人や、友達でもたまにしか合わない人だと

どうでしょう。

新しい仕事を覚えて、会社になじむのも、合わなくて辞めるのも

本人の問題ですよね。何か相談されたら聞くだけで、何とかできる

こともないかな?会社に要望を出すか我慢するかも決めるのは本人

ですし。。。

 

そう、家族でもこのくらいの線引きが本当は望ましいのかもしれません。

家族とは言え一人の別の人間で、別の人生があり、自分で考えて、

決断して、行動をしていくことが本人の人生を生きているという

ことになります。

それを母親が、考えをバリバリアドバイスして、これにしたらいいん

じゃない?って決めてあげて、行動すら、やってあげていたら?

 

いや、以前はやってました💦過去に戻ってやり直したーい。

過去には戻れないから、今からでもやるしかないですよね。。。

 

子どもが小さいとできないから、やってあげないといけない時期も

ありますよね。だから、子どもができるようになった事から手放して

いく必要があります。

中学生になってから課題の分離をはじめたので、急に自分でやりなさい

ってなってしまって、子どもからしても

『は?急になに?あれだけしてくれてたのに?』

いやいや

『あれだけ、口も手も出して、考えさせてくれなかったのに?』

『お母さんの言うこと聞いていればいいって言ってたのに?』

 

子どもができるようになった事から手放すというのは、親としたら

『してあげたい』気持ちとの戦いです。なんで『してあげたい』のか?

を考えたら、分離がしやすくなると思います。

 

次のお話しは、『してあげたい』気持ちとの戦いについてです。