以前、アホ友ライターNがコンプレックスについてブログに書いてた。
コンプレックスというのは誰にでもあるだろうが、
アタシは人一倍多いんじゃないかと思う。
幼少の頃から、親や叔父さんから「ブス」だの言われていた。
あ、決して悪意でなく愛情の一部としての「悪口」なのだが、
当時のアタシはそんなにオトナじゃないので、真剣に悩んだものだ。
そこへ輪をかけて小学2年の頃、クラスメイトのO君からのイジメ。
これもまた「ブース!」「変な顔!」とか毎日毎日やられた。
今考えると『気になる女の子をイジメる』風景なのだが、
当時のアタシはそんなオトナじゃないので、毎日下を向いて暮らした。
O君が引っ越して転校した時は本当に嬉しかった。
小学校高学年になると自分の身長が目立ってきた。
それをまた「デカイ女!」と罵る男子が出てきた。
でもまー、それなりにやり過ごしてきた。
中学校でもやはり「デカイ女」だった。
しかも周りにもアタシ以上の身長の女子はいなかった。
今でこそ身長の高い女は人権を得たが、この頃はまだ人権すらなかった。
高身長=バスケ、バレーをやってる人。それ以外は木偶の坊。
身長だけで部活に勧誘されるが、これ以上身長を伸ばしたくなかったアタシは文化部へ。
身長が止まるというおまじない的なものは全て試した。
でも、身長は非情にも少しずつ伸びていった…。
更に、髪のコンプレックスも増えた。元々は直毛だったのがクセ毛に。
自慢のサラサラの髪は消え去った。
高校入学後は更に目立たないように過ごし、部活も帰宅部。
楽しいことが何もない高校1年。それでも身長は止まらない。
「170超えたら自殺しよう」とまで考えた。
今考えるとバカだなーと思うけど、当時は真剣だったのだ。
身長、髪、顔、貧乳、丸っこい爪、太い指、太い足首、お洒落センスの無さ。
全てがコンプレックスになった。(他にもいっぱいある)
高2で169.7というギリギリの身長で延命した時に、知人に頼まれた出来事があった。
元々、保守的で人見知りなので、受けるか迷ったが「どうしても!」と言われて受けてしまった。
NOと言えない性格。。。
しかし、ここで身長のコンプレックスが大幅に解消された。
「背が高くていいね~」「カッコいいね~」と言われ、重宝がられたのだ。
更に、お人形さんみたいにキレイでカワイイ人に「いいね」と言われた。
身長が高いことで、初めて認められた瞬間だった。
その後も、お願い事をされ大きな舞台を胸を張って歩いた。
すごく緊張したけど、みんなに褒められた。
高3でまたお人形さんみたいなカワイイ人に再会し、誘われるまま同じ道へ。
親の反対を押し切って未知なる世界へ。
この世界ではアタシの身長が気にならず、むしろ小さい。
洋服のラインが…とかいう理由で貧乳歓迎。
この仕事を選んだのは身長と貧乳の理由になるから…というのも事実。
丸っこい爪を毎日手入れして普通の爪くらいに自己流で矯正し。
指を長く見せる方法や髪の手入れも勉強した。
ある程度は何とかなった。
しかし、元々のコンプレックスは消えない。
その仕事を辞めた今では『理由』もなくなったが、身長は気にならなくなった。
でも、他は相変わらずのコンプレックス。
いつも心の中に住んでいる。
まーお金かければ解消するんでしょうけど、それもねぇ…。
なーんにも持ってないアタシ…。
唯一の救いは、友達。
素敵な友達がいっぱい。
現在も素晴らしい仲間に囲まれているから生きていけるんだ。
あとは、本番に強いコトくらいか。。。