将棋ファンの氷点 | 福間香奈さんを応援するブログ!

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女流棋士の福間(旧姓里見)香奈さんを応援しています。その他将棋や自分の日常のことなど。

 ちょっと大げさなのかもしれないけど...。

 

 三浦綾子の『氷点』は私が生れた頃に始まった新聞連載小説で、その後『続氷点』と合わせて少し古いけど依然人気のシリーズかと思います。文庫本だと少し厚めでどちらも上下巻あって計4冊。物語の世界には引き込まれますが、私も読んでからかなり時間が経つので細かいストーリーは覚えていませんが、テーマが重く、暗く、読後感はスカッと爽快なものとは正反対。氷点とは、水が氷る温度なのでしょうが、薄々とは気付きながらも盲点となっていたことに、あるタイミングでハッキリと自覚させられた事、というような比喩だった気がします。

 

 私もここのブログをずっと続けて、それが重荷になっている訳でもないし、里見香奈さん応援の気持ち(入れ込み?)の程度は約7年前からほぼ同じレベルをキープしていると思うのですが、将棋そのものへの興味はちょっと下降気味かなと。特に、自分で指すのは元々それほどでもなかったのですが、それでも昔のブログを見ると駒落ちの訓練とかもしていましたし。最近は、毎朝起きて将棋クエストの詰めチャレ10問、詰めチャレラン2回にトライし、その後に駒サプリの詰将棋初級と上級を解いてツイートする。ほぼそれだけになりました。

 

 ブログにせよ、ツイッターにせよ、あるいはそれ以外でも、いろんな大会に出ていたり、年に何十回もプロ棋士の指導対局を受けたりしている人の様子を見ていると、お金もそうですが、それ以上に注ぎ込んでいる時間と情熱に感嘆します。他人と比較しても仕方ないし、ファンのスタンスはそれぞれで、絶対にこんなことを言われるはずもないんだけど、「本当に私のことが好きならば、全人生を掛けて取り組んでいる将棋になんで興味が湧かないのかなと...。」強い弱いは、人それぞれで仕方ないし関係ないと思うのですが(ただ強くなれないとのめり込むのは難しいとは思いますが)、こういうスタンスで好きだとか言ってるのは浅いよなぁと。そんなことを感じたりします。心の底から、もう将棋が楽しくてしょうがないし、もっともっと強くなりたいっていう趣味になっていない自分が、里見さんの大ファンで好きだから応援してますって言えるのかな、そんな構図は成り立たないんじゃないかなという恐れが私の氷点です。

 

 まぁ、「あんた、大事な要の部分が抜けてるやん」と、突っ込まれるくらいの方が、軽さがあって逆にちょうどよいかもしれませんが...。(ちなみに、そんなに深刻に悩んでる訳ではありませんが、時にやや引け目を感じることもあるということを書いておきたく。ブログの調子・頻度は特に明日以降も変わらないです。)