女流王座戦の第3局は、昨日のブログにもちょこっと書きましたが、里見女流王座が中盤の折衝で抜け出し、その後は緩みなく一気に攻め込んでの完勝となりました。大方の予想通り、先手の里見さんは中飛車、後手の加藤桃子女流三段は居飛車で穴熊に組んだところ、飛車を4筋に一つ寄り桂馬を1七に飛んでの攻撃布陣からダイナミックな攻めが炸裂した印象でした。
これで対戦成績は2勝1敗となり、タイトル防衛まであと1勝となりました。これをどう捉えるかですが、若干不完全燃焼となった第2局の敗戦イメージを払拭してぐっと番勝負の行方をたぐり寄せたと見るか、あるいはお互い順番に先手番をものにしている過程と見るのか...。プロの対抗形の勝負は先後で指しやすさの自由度のようなものに差があるようなので、後者の互いに先手番を勝っているという側面もあることはあるのでしょうが、どちらかと言うと里見さんに改めてエンジンが掛かってきて、次の第4局もいけるのではないかという感じはします。ただ、勝負事ですから、どうなるかは何とも言えません。次はもうすぐ来週20日なので、こちらは応援あるのみです。里見さん、頑張れ~
ところで、来週の第4局の前に今週は16日(金)、つまり明後日ですが関西将棋会館にて竜王戦6組予選で脇八段と対局です。夏場過ぎのことを考えると、対局過多の状況は続いてはいるものの、それほど苦にならない程度に乗り越えられたのかなぁという気もします。元々、自然体であまり状況に左右されない心のしなやかさは会得されていたようではありますが。。
それと本日、ツイッターのスペースで新将棋会館建設のクラファンに関するイベントでの放送がありました。聞き逃してしまった方も録音を聞くことが出来ます。
ありがとうございました。
— 里見香奈 (@Satomi432) December 14, 2022
あっという間で楽しいひと時でした😊
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