昨日行われた白玲戦の第4局は西山白玲が勝ち、これで対戦成績が2勝2敗のタイとなり、注目の七番勝負は改めて残り三番勝負で決着となります。
前回の第3局もそうですが、西山さんは負けたら後がなくなるということで、必死にとにかく自分を貫いて一手一手指そうという気迫が出たのかなと。一方の里見さんは、どんな時も変わらずに自然体で最後の1分まで全力を尽くすという姿勢は不変に思いましたが、やっぱり少し心身ともに疲労気味なのかなと。
昨日も相振り飛車戦で、両者とも隙を見せることのできない緊張感の漂う序盤戦から、中盤の押し引きで少し後手の里見さん寄りの形勢になりかけていたようですが、中終盤から西山さんのペースになるとそれを押し返すことができなかったようです。対局後のインタビューで△6二玉と対応したところが良くなかったかなという感想でした。
昨日に限らず対局を見ていて、そもそも解説がないと理解するのが難しいながら里見さんが勝てば嬉しい訳ですが、負けるとやっぱり残念。しかも(別に義務ではないのですが...)敗戦後にブログを書くのはなかなか気持ちが乗らないし、単なる趣味としては苦痛を味わってまで書くのはどうかみたいな気持ちもあって、昨日は流石に何も書く気がしませんでした。(夜は気晴らしに寅さんのDVDを借りて来て見てました
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![ショボーン](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/033.png)
実際のところ、里見さんは対局数が多くてベストな状態の時のパフォーマンスを保てていないように見受けられるものの、あまり近視眼になってもいけないでしょうし、もちろん女流タイトル戦はどれも大きいですし、現在挑戦中の棋士編入試験は一つの大きな試練ではあります。しかしながら、里見将棋の終着点がそこにある訳でもないので、一つここは冷静になってみれば、勝っても肥やし負けても肥やしだと、そう思って結果に一喜一憂せず、まずは観戦それから応援、お祈りと、大西鉄之祐先生の日本の近代ラグビー戦術である展開・接近・連続理論をパクった、観戦・応援・お祈りを貫徹しようと。一日経ってそう思う次第であります。