[将棋]白玲戦トーナメント3位決定戦 | 福間香奈さんを応援するブログ!

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 本日は白玲戦トーナメント。全体でも最終日だったかもしれませんが、里見女流四冠は関西将棋会館に加藤圭女流二段を迎えての3位決定戦(そういう名前はついてないかもしれませんが)を戦い、見事に勝利しました。これで、昨年から始まった白玲リーグ戦、それから順位決定トーナメント戦を終え、里見さんは女流棋士全体の3位となり、来期はA級リーグ順位戦(の2位)で戦われます。初代白玲を賭けた戦いは西山女流三冠と渡部女流三段の間で争われ、9月から七番勝負が始まります。里見さんが前局で渡部さんに敗れてしまったのが、意外ということではありますが、相手のあることだから、そういうことも起こりうるかと。

 

 さて今日の里見さんですが、振り駒で先手を引くと中飛車を採用。午前中は両者ともにジリジリとした駒組みの展開が続きましたが、午後に入って後手の加藤さんの方から銀をぶつけて戦いを起こしました。後手番なので、相手が攻めてくるまで待つというのもありそうですが、行けると踏んで戦いを起こしたのか、善悪不明ながらじっと待っているより挑戦者の気持ちで自分から攻めていこうという考え方だったのか、その辺はよく分かりません。ただし、いったん衝突が起きた後は、ズルズルという表現が妥当か分かりませんが、あれよあれよと里見ペースになり、最後、加藤さんは1分将棋、里見さんは持ち時間を30分余してのワンサイドゲームのようになりました。プロの将棋なので、微妙なところでバランスを維持するためには(感覚的に)95点以上の手を指し続けるべきところ、90点とか85点の手をいくつか選んでしまい、気づいたときは差が付いちゃったとそんなイメージでした。もちろん、そこを逃さない(局面が読めている)というのが里見さんの強さの証なのでしょうが。

 しかし、対局そのものもさることながら、連盟モバイルのツイートの写真を拝見すると、今日はコンタクトレンズだったのですねウインク。今まで対局(+前夜祭とか)はメガネ、その他のイベント等はコンタクトレンズで使い分けていたと思うのですが...。持ち時間が2時間の短期決戦なので、長時間で途中で目が疲れたりするリスクが低かったからか。。。もっとも慣れの話でもあると思いますが。あと目元のあたりとか若干メイクが入ってる?とか、今日は少し新鮮なイメージでした。

 

 一方、旋風を巻き起こしてきた加藤さんでしたが、ここ最近は少し敗戦が続き、対局相手が相当警戒してきているということがあるかもしれませんが、バイオリズム的にも6月14日の伊藤沙恵女流三段に勝った時がピークで、その後は少し下り調子かなぁと。6月26日にマイナビ予選で脇田さんに敗れ、それと今日の対局を含めて1勝5敗。今日もそうですが、その他、女流王座で加藤桃子さん、白玲の準決で西山さん、など強い相手が多かったからでもある訳ですが。勝ち負けの波はだいたい平均化するものなので、今がボトムあたりで、また今後も活躍されそうな感じがします。

 

 さて夏休み第2ラウンドは明後日の女流王座トーナメントの上田女流四段戦です。

里見さん、頑張れ~雷将棋メラメラ