春はあけぼの、夏はウール? | 福間香奈さんを応援するブログ!

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 2021夏:顛末シリーズの第二弾です。

 

◆スマホ新調

 一昨日、無事にスマホをサムソンのS5からA21に変更。データ移行では、LINEのトーク履歴をGoogleクラウドに保存せずに(取説をあまり見ずに)やっていたら見事に全部消しちゃいました。古い機種本体からもバッサリ消去ガーン。まぁ、でもトーク履歴は過去の会話のゴミという感じもあるし、電話を録音して、その記録を残す人がいないのと同じで、逆にきれいさっぱりして良かったのかも。

 それ以外で言うと、メモリが2→3GB、ストレージも32→64GB、OSがAndroid6→10(※1週間後位に11にアップデート)、その他CPUも良くなってるのか、前の機種よりいろいろアプリ動作やweb視聴までもが早くて快適になりました。Android6は今夏でサポート終わりとかの話もあるので買い替え時でしたね。カメラもまだほとんど使ってませんがたぶん良くなっているはず。

 あとサムソンのアプリ類も同じギャラクシーなので、基本は似たような感じで、あまりまごつかないで使えそうです。一つだけ分からないのが、音楽を聴くアプリがどれなんだか...。昔の機種では電車の中とかで少女時代をガンガン聴いてましたが、ここ1年くらいはイヤホンジャックの接触が悪くなってしまいほとんど使わなくなりましたが...。

 

 

◆夏はウール?

 昨日、上大岡の京急デパートでイタリア製REDA生地の夏物スーツを買いました。前回ブログでは、サカゼンで売っているカノニコ生地のスーツを買おうか迷っていると書きましたが...。

 

 この1週間くらいで、思いっきり生地について、ニワカで勉強しました爆笑

↓繊維の種類

生地(布)を考える前に、そもそも糸あるいは繊維とはなんぞや?から始めました。取りあえず、植物繊維はセルロース、動物繊維はタンパク質、化学繊維はレーヨン、ポリエステル(代表はPET)、ナイロンくらいを押さえれば十分そうだ。

 

↓これ(勉強会のスライドか?)は知りたいことが大体よくまとまっている。

http://kan5.sakura.ne.jp/konwa/KuramaeHandout/kohyama.pdf

 

↓ペットボトルから生地を再生

 

↓ウールじゃないけど綿から布生地が出来るまで。紡績のイロハがよく分かる。

糸は太さが例えば1mmくらいでも何十mとかになりますが、元の繊維は数十ミクロンの太さで数㎝の長さ。これを紡いで(捻じって?)束ねていき、熱を掛けて安定させる。撚りを戻せばほぐれるっていうのは映像で見てこそハッキリ理解できる。

 

 さて、これくらいで繊維についていろいろ分かってきましたが、綿は肌に優しい、ウールは暖かいけどチクチクする、これはなんでしょう?いくつかのネットを見ると、繊維の太さが22ミクロンを超えると(ちなみに髪の毛が50~100ミクロン(0.05~0.1mm)と言われている)チクチクするとか、30ミクロンの繊維が5%以上含まれるとチクチクするとか説が分かれているようで。ではウールと太さがそんなに変わらないモヘア(アンゴラヤギの毛)はなんで柔らかいの?とかになると、毛のキューティクルがとげとげしていないからとか...。ウールもメリノ種だと細いとか、superウール表記とかで語られるものは20ミクロン以下だったりなので、「ウール=チクチク」ではなさそうです。

 

↓干場さんがイタリアREDAの生産工場を見学

これも必見映像です。ウールはチクチク(がさがさ?)するのかに対して、ここのところも重要。織り上げてからの後工程で生地の滑らかさを出すそうです。

 

 スーツの生地と言うと、冬はウール100%、夏はウール50%/ポリエステル50%の混紡とかってのが第一印象ですが、ウールだから夏は暑いとは一概には言えないのかなと。織り方もあるでしょうが、糸の太さ、繊維の種類etc、結局生地が暖かいかどうかというのは、(伝熱工学で考えれば)熱伝導率の低い空気が通過せずに保持できる厚みの問題※。逆に言えば、空気を通しやすければ(そして薄ければ)ウールだって涼しいはずだし、繊維が細くて工程処理がきちんと施されているものならウールだって滑らか…という全体像が、ざっくり省略されて、一言で言えば「イタリア生地は柔らかくて肌に優しいし、夏でも涼しい」と、そういうことだと理解しましたチョキキョロキョロ本。(追記※:あと水分の吸収・蒸発の影響が大きいかも

 

 前置きが長くなりましたがニコニコ、せっかく買うなら高級スーツとはいかなくてもイタリア生地の一着を買いたいなと。それで元々スーツも生地もイギリス、戦後あたりからイタリアが頑張って食い込んできたそうです。欧州の強国と言えばドイツあるいはフランスもありそうですが、羊って言うとイギリスだし、オーストラリアをイギリスが同盟国(属国)にしていたとかいうのも関係するのか?それと生地を作るには欧州では少ない軟水が良いそうで、イタリア北部はそこに恵まれたとか。僕もミラノとかは行ったことがありますが、北イタリアは意外とドイツとかに近くて、結構緻密なことが好きな文化って感じ(か?)で紡績と相性が良かったのかなとか。そんなこんなで、ウールの生産地はイギリス、イタリア、あと日本も少しとか、そんなことのようです。

↓このマップは(作者の主観はあるでしょが)分かりやすい。

 

 それで結局、イタリア生地のスーツを中心に(セールやっているところを爆笑)探し回って、上大岡の京急デパートを見ていたら、ゼニアのスーツが4万円弱で出てましたビックリマークセールでなければその倍はするのでしょうが、逆にデザインとかサイズとかが限られる訳で...。着れそうな服もあるにはあったのですが、後ろ髪を引かれつつも別のコーナーに移動し、(もうちょっとリーゾナブルな値札が貼ってあった)REDA生地のオルタネイトストライプ・ネイビー色のスーツがAB4、ウエスト84cmでぴったりだったので、それを買うことにしました。袖を若干(1cm?)詰めたいようにも思いましたが、買ってしばらく着てみてから後で直すのでもいいかなって。ズボンの裾は股下71cm、ダブル4.5cmに。70cmくらいでもう少し短くても良かったのか結構微妙。昔なら72cmにしてましたが、今風だと72は絶対長い。逆に70まで行くと攻めすぎで短すぎるかなってのも若干恐くもあり。。。とにかく、27日に仕上がるそうで、楽しみです。