白玲戦の順位決定リーグ戦のA～G組の各7戦が終了。一部、組内順位決定のプレーオフが残っていて現在進行中のようですが、いよいよ今週の11日から各組1～8位の女流棋士による同順位別トーナメントが始まるようです。「・・・ようです」、と書いたのも、連盟の対局予定表に書かれているので間違いないでしょうが正式告知のようなものが見当たらず、せっかく鳴り物入りで始まった新棋戦なのに、アナウンスが若干足りていないように思えるのですが...。白玲戦の専用サイトとかを立ち上げる予定はないのでしょうか？あるいは七番勝負に合わせて間に合わせるとか？
話が横道に逸れましたが、来週14日（月）には各組1位同士の激突が始まります。トーナメントはシンプルに、ABCDEFGHの組の順番で隣の組の人と当たるようです。つまりAとB、CとD、EとF、GとHで、下記4局となります。
 伊藤沙恵 vs |
 加藤圭 |
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 西山朋佳 vs |
 加藤桃子 |
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 渡部愛※ vs |
 石本さくら |
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 里見香奈 vs |
 中井広恵＊ |
（※：LPSA所属、＊：フリー）
4つの対局すべてモバイル中継が組まれています。注目カードは何と言っても西山女流三冠対加藤桃子女流三段でしょうか？それと、トーナメント1回戦がどうなるかは分かりませんが、上の山（A～D組）の方が当たりがきついかなという感じには見えますね。
先週1日のマイナビ最終局で惜しくも敗れた伊藤女流三段ですが、昨日の女流名人戦リーグでは強豪の中井女流六段に勝ち、また10日には大詰めベスト4進出を賭けた清麗戦トーナメントで現在7連勝中の鈴木環那女流三段と対決です。その鈴木さん、去年の活躍は後半少しペースダウンしたようでしたが、また今年に入って上向き絶好調の様子。女流名人戦リーグでは加藤桃子さんに勝ち、現在2勝0敗。リーグのその他9名は少なくとも1敗しているという大混戦模様になっていますが、取りあえず現在は首位。悲願のタイトル戦出場となると実力＋あるどこかの棋戦にまとめて運と勢いを注入みたいなことが必要と思えるので、前述の清麗戦か女流名人戦、どちらかがチャンスかもしれません。
加藤桃子さんは9日に加藤圭さんと女流名人戦リーグで対局。2人とも1勝1敗同士でもあり、優勝争いのためにも負けられない一戦。ただ、こう言うと語弊があるかもしれませんが、今期の優勝ラインは2敗まで下がってくる可能性もあるので、ここで負けたから優勝争いから事実上脱落とまではいかない気がします。それでも、不利は不利ですからね...。
というような状況を眺め楽しみつつも*、14日の里見さんの対局を全力応援したいと思います。中井さんとは昨秋の倉敷藤花のタイトル戦以来だと思いますが、持ち時間2時間の一発勝負。抜かりはないと思うものの勝負に絶対は無いので、とにかく気合を入れて応援あるのみです。里見さん、頑張れ～
なお同日、咲紀さんも白玲戦で中澤女流初段と対局です。中継はありませんが、頑張れ～
*勝者は嬉しいであろうけど、敗者は悔しく惨めな気持ちになる訳で、その様子を眺め楽しむと書いてしまうのは、どんなものかと思ったりもします。が、プロの対局観戦というのは元来、そういう性格のものだろうし...。